股抜きシュートはまるでストライカー 2G1Aで格の違いを見せ首位撃破貢献のデ・ブライネ

技アリの股抜きシュートの瞬間 photo/Getty Images

いつもと逆のホットラインが活躍

プレミアリーグ第33節のマンチェスター・シティ対アーセナルは、今シーズンのプレミア優勝を占う大一番だった。シティは怪我で離脱している左SBネイサン・アケのポジションにはマヌエル・アカンジを配置し、右SBにはカイル・ウォーカーがスタメン出場した。一方のアーセナルはCBウィリアム・サリバのポジションにはDFロブ・ホールディングを起用した。

前半開始直後はアーセナルが猛プレスをかけるもシティは[4-2-3-1]のポジションでアーセナルのプレスをかわすと、7分にFWアーリング・ハーランドのポストプレイからMFケビン・デ・ブライネが鮮やかに先制点をマーク。正確無比なキックでゴール右隅を射抜く。その後1点差で迎えた前半終了間際、デ・ブライネのFKからストーンズが合わせ追加点。オフサイドに思われたが、VARの結果ゴールが認められ、シティが2点のリードで前半を終えた。

後半もラムズデールの好セーブに手を焼かされたシティだが、53分には、またしてもこの男が魅せる。デ・ブライネがハーランドとのパス交換から、ホールディングの股を抜く芸術的なゴールでこの日2点目をマークし、リードを3点差に。冷静にタイミングを待ち、ホールディングの足が開いた瞬間を狙ったシュートはゲームメイカーというより点取り屋のそれであった。
86分にホールディングが意地の1点を決めるも反撃が遅すぎたアーセナル。シティは後半アディショナルタイムに、途中交代のMFフィル・フォーデンからストライカーのハーランドがとどめの1発。試合は4-1でシティが天王山を制し、首位アーセナルとの勝ち点差を2に。2試合分の未消化があるシティは3冠に向けて貴重な勝ち点3を手にした。

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