目指すはコール、シアラーの“34ゴール”超え シーズン最多得点記録も狙えるハーランドに2つの改善点

さらに完成度の高いストライカーにもなれそうなハーランド photo/Getty Images

猛威を振るっている

プレミアリーグにおけるシーズン最多得点記録は、アンディ・コール氏が1993-94シーズンに、アラン・シアラー氏が1994-95シーズンに記録した34ゴールとなっている。1シーズンの試合数が42試合から38試合となって以降はFWモハメド・サラーが2017-18シーズンに記録した32ゴールだ。

こういった記録を塗り替える勢いでゴールを奪っている選手が今季は存在する。マンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランドだ。

プレミアリーグ1シーズン目を戦っているこの22歳は、ここまでリーグ戦26試合に出場し28ゴールを決めている。シティのリーグ戦試合数は残り10試合となっており、この得点ペースを維持したまま全ての試合に出場できれば、サラーどころかコール氏、シアラー氏を超えることも可能だろう。
しかし、そんなハーランドにもまだまだ伸びしろはある。英『Manchester Evening News』によると、かつてシティでもプレイしたGK、デイビッド・ジェイムズ氏が彼の改善点を2つ指摘している。

「今のところ、彼のリーグ戦でのハットトリック(4回)はすべてホームで達成されている。恐ろしいのは、ハーランドがアウェイでもリズムを掴み始めることだ。彼ならホームでもアウェイでもハットトリックを達成することができるだろう。現在は28ゴールだが、(そうなってから)同じようなシーズンを送れば簡単に35ゴールに達する可能性もある」

「彼は1年以上、ボックスの外から1ゴールしか決めていない。22歳という年齢だからこそ、シュートを打つポジションを向上させるチャンスがあるように思う。ハリー・ケインがボックス外からも頻繁にシュートを打つのと同じように。もしアーリング・ハーランドがボックス外からもゴールを決められるようになれば、この先どんなシーズンでも35ゴール以上を記録することができるだろう。恐るべき存在だよ」

どちらも一朝一夕では解決できそうにない改善点だが、22歳でこの域に到達しているハーランドであればいずれ克服することも可能だろう。ハーランドのアウェイゲームでのパフォーマンスとボックス外からのシュートには今後注目だ。

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