W杯、CL、ELも制し、残るはEUROのみ 32歳迎えたカンテに“世界最高セントラルMF”の輝きは戻るか

チェルシーでプレイするカンテ photo/Getty Images

好調時のパフォーマンスは世界トップレベル

29日、チェルシーに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテが32歳の誕生日を迎えた。

鉄人タイプの働き者MFと評されてきたカンテだが、ここ最近は怪我に苦しんできた。昨年のワールドカップ・カタール大会も欠場しており、本人としても苦いシーズンになっていることだろう。

しかし復帰へ確実に近づいており、目指すは来年のEURO2024だ。エドゥアルド・カマヴィンガやオーレリアン・チュアメニなどフランス代表の中盤では若手も育っているが、代表監督ディディエ・デシャンのカンテに対する信頼は失われていないはず。状態さえ上げれば、また代表から声がかかるだろう。
何より、カンテに足りない唯一と言えるタイトルがEUROだ。

これまでのキャリアでカンテはレスター・シティ&チェルシーでプレミアリーグを制し、さらにヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグ、UEFAスーパー杯、FA杯、クラブワールドカップを制覇。そして代表では2018年のワールドカップ・ロシア大会だ。

かなりタイトルに恵まれたキャリアとなっており、中盤に君臨するカンテの存在は大きい。優勝請負人のようなところがあり、昨年のカタール大会もカンテがいれば結果は変わっていたかもしれない。

果たしてEURO2024へカンテは100%の状態を取り戻せるのか。世界最高のセントラルMFとの評価を得てきただけに、再びピッチで鉄人ぶりを見せてほしいところだ。

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