レアル戦を欠場したリヴァプールの若き逸材が今季絶望に ファビーニョを脅かす存在となった新星が離脱

今季ブレイクしたバイチェティッチ photo/Getty Images

中盤で主力に駆けあがった

今季大きなブレイクを遂げたリヴァプールの新星は、志半ばでシーズンを終えてしまった。UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦2ndレグのレアル・マドリード戦を欠場したステファン・バイチェティッチだ。

負傷によってレアル戦前のトレーニングを回避したバイチェティッチは、試合もメンバー外となっていた。試合後、ユルゲン・クロップ監督はバイチェティッチの欠場理由について「内転筋周辺の疲労によるもの」と説明していた。

そしてバイチェティッチ本人が16日に自身のインスタグラムを更新し、ケガの詳細については述べていないものの、今シーズンでの復帰は絶望であることを発表。胸中を明かしている。

「残念ながら、僕はシーズン終了まで出られないような怪我を負ってしまった。僕にとってこの素晴らしいシーズンに別れを告げるのはとても悲しいが、これもサッカーの一部であり、肉体的にも精神的にも僕を強くしてくれるものだと理解しているよ」

プレシーズンで高い評価を得ていたバイチェティッチは、第4節のボーンマス戦でデビュー。18歳とは思えぬ落ち着いたボールさばきやインターセプトなど自身の能力を発揮し、アンカーやインサイドハーフで先発出場も増やすなど飛ぶ鳥を落とす勢いで主力へと駆けあがった。

しかしその代償がバイチェティッチのシーズン終了を早めてしまったようだ。疲労による負傷で長期離脱を強いられ、身体は限界だったのかもしれない。今季の残りはケガを回復しながら、来季に向けて英気を養いたい。

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