スペインのクラブを率いることになるかもしれない。トーマス・トゥヘル氏は監督業を再開するために着々と準備を進めているようだ。
マインツやドルトムント、パリ・サンジェルマンといったクラブの指揮官を過去に務めてきたトゥヘル氏。2021年1月から指揮をとっていたチェルシーではチャンピオンズリーグ制覇なども経験したが、今季序盤の昨年9月に解任。後任にはブライトンを率いていたグレアム・ポッター監督が抜擢され、トゥヘル氏はそれ以降フリーとなっていた。
次にトゥヘル氏を雇うクラブがどこになるのかは注目となるが、独『Bild』によると、トゥヘル氏はこの期間を利用してスペイン語を勉強しているそうだ。そして、ユヴェントスやアトレティコ・マドリード、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリードといったクラブの指揮官の座に関心を抱いているという。
特に同メディアはトゥヘル氏のレアル行きの可能性に注目している。現指揮官のカルロ・アンチェロッティ監督にはブラジル代表監督就任の噂などもあり、彼が夏にクラブを去る可能性は十分にあると言及。そうなればトゥヘル氏のレアル指揮官就任への道が開くことになるのではないかと推測している。
今季のレアルは首位バルセロナとの勝ち点差9でリーグ2位に甘んじているものの、チャンピオンズリーグでは強敵リヴァプールを2戦合計スコア6-2で下し、準々決勝進出を果たしている。ラ・リーガでもCLでも優勝を目指す必要があるこのクラブを率いるとなれば、トゥヘル氏にとっては過去最大級の挑戦となるはずだが、実現することはあるのか。今後も彼の動向に注目だ。