サラー、ガクポ、ヌニェスがそれぞれ2得点！ リヴァプールが完膚なきまでにマンUを叩きのめし、7発完勝
サラー擁するリヴァプールの3トップが爆発した photo/Getty Images
一方的な展開となった
6日、プレミアリーグ第26節リヴァプール対マンチェスター・ユナイテッドの一戦が行われた。昨年8月に行われた前回対戦時はマンUがホームで2-1の勝利を飾っていた。リヴァプールがアンフィールドでリベンジを果たすのか、マンUがシーズンダブルを果たすのか注目の試合となった。
ホームのリヴァプールはMFステファン・バイチェティッチがベンチスタートとなり、MFジョーダン・ヘンダーソンとMFハーヴェイ・エリオットがインサイドハーフで起用された。2試合連続先発出場中だったFWディオゴ・ジョタもスタメンから外れている。一方のマンUはFWマーカス・ラッシュフォードがセンターフォワード、FWボウト・ベグホルストがトップ下、MFブルーノ・フェルナンデスが左ウイングという配置で臨んだ。
序盤から押し込んだのはリヴァプールだった。3分にはエリオットがエリア内から積極的にシュートを放ち、5分にはFWモハメド・サラーが前線でロングボールを収める。しかし、サラーにはMFフレッジが上手く対応した。
マンUも機を見て攻撃に出る。9分、FWアントニーが得意のカットインからゴール左にミドルシュート。これはGKアリソン・ベッカーがきっちりセーブした。
その後もリヴァプールの優勢は変わらず。22分にはインナーラップしたDFトレント・アレクサンダー・アーノルドから逆サイドのDFアンドリュー・ロバートソンへと繋がり、カットインから右足でシュート。これはシュートコースに入ったDFリサンドロ・マルティネスがヘディングで跳ね返した。さらに23分、ロバートソンの左からのクロスにFWダルウィン・ヌニェスが飛び込んだが、これもL・マルティネスが体を張って阻止している。
26分、今度はマンUに決定機が訪れる。DFディオゴ・ダロトの右からのクロスにファーで待っていたB・フェルナンデスがダイビングヘッド。シュートはアリソンの逆をついたが、わずかに枠を外れた。
このあたりから徐々にマンUがリヴァプールを押し返し始め、一進一退の攻防が続く。42分にはMFカゼミロがFKからヘディングでネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。
すると直後の43分、ついに均衡が破れる。ロバートソンのパスを左サイド高い位置で受けたFWコーディ・ガクポがワンタッチでDFラファエル・ヴァランをかわし、ゴール右隅にシュート。これにはGKダビド・デ・ヘアも見送るしかなく、リヴァプールが先制に成功した。
1-0で迎えた後半。いきなりリヴァプールが追加点を奪う。47分、高い位置でボールを奪うとリヴァプールの選手たちが攻め上がり、エリア内でボールを拾ったエリオットが速いクロスを中央に送る。これをヌニェスが頭で合わせ、マンUを突き放した。
さらに50分、今度はサラーが右サイドで仕掛けると、ハーフラインを駆け上がったガクポにスルーパス。パスを受けたガクポは見事にチップシュートを流し込み、リヴァプールがリードを3点に広げた。
反撃したいマンUは58分に交代カードを2枚切る。ベグホルストとフレッジを下げ、FWアレハンドロ・ガルナチョとMFスコット・マクトミネイを起用した。
66分、リヴァプールがダメ押しの4ゴール目を決める。カウンターからヌニェスが左サイドを持ち上がると、ボールはディフレクションしながら中央で待っていたサラーの下へ。反転したサラーが右足で豪快に叩き込んだ。
意地を見せたいマンUは73分に2度チャンスを作る。B・フェルナンデスのスルーパスにラッシュフォードが抜け出し、エリア内へと侵入。ここは後ろから追いかけたA・アーノルドが粘りの守備で防いだ。その直後、今度はラッシュフォードがエリア内左から攻め込み、アリソンもかわしたが、角度のないところからのシュートは左ポストに阻まれた。
リヴァプールの勢いはまだ止まらない。75分、FKの流れからヘンダーソンが左サイドでボールを拾うと、中央に送り込んだクロスにヌニェスが頭で合わせた。さらに83分、エリオットが右サイドからチャンスを作ると、またもボールはサラーの下へ。しっかりと押し込みスコアは6-0となった。
88分には途中出場のFWロベルト・フィルミーノが追加点を決め、7-0で試合は終了。戦前の予想に反して一方的な展開となった。これでリヴァプールは直近リーグ戦5試合の成績を4勝1分としている。好調マンU相手に完勝できたことはここからのベスト4フィニッシュに向け、大きな意味を持つことだろう。
