日本代表守備陣の未来は明るい? 素晴らしいユーティリティ性を発揮する伊藤洋輝

ドイツで素晴らしい活躍を見せる伊藤 photo/Getty Images

フライブルク戦では右CBで出場

シュツットガルトに所属する日本代表DF伊藤洋輝が、ドイツの地で素晴らしいユーティリティ性を発揮している。

11日に行われたブンデスリーガ第20節で、フライブルクと対戦したシュツットガルト。試合は惜しくも1-2で逆転負けを喫してしまったが、ピッチで躍動したのが伊藤だ。

今季は4バックの左センターや3バックの一角、左ウイングバックなど、さまざまなポジションを任されてきた伊藤。左利きということもあり、主に左側を務めることが多かったが、この一戦では4バックの右センターを任された。不慣れなポジションではあるだろうが、空中戦を含めたデュエルの勝率はなんと80%(8回/10回)。両チーム最多となる7回のクリアを記録しているほか、華麗なインターセプトやタックルを決めるシーンもあった。
さらに、ポジションの左右が変わるとボールの受け方や持ち方、身体の向きなども大きく変化し、ビルドアップ面などでも苦しそうなものだが、定評のある左足の精度は健在。この試合で2回のキーパス、9回のロングフィードを成功させている。その結果、データサイト『Sofascore』のレーティングではチームトップとなる「7.3」の評価が与えられている。

冨安健洋や板倉滉など、日本代表には複数のタスクをこなせるユーティリティ性を備えたDFたちが多く、伊藤もそのひとりだ。これは対戦相手に合わせてさまざまな構成を考えられることを意味し、日本のDF陣の未来は明るいか。このまましっかり経験を積み、伊藤のさらなる成長と飛躍に期待したい。

(スタッツは『Sofascore』より)

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