2023年はバルセロナにとって逆襲のシーズンになるかもしれない。シャビ・エルナンデスの下、バルセロナは実に快調な1年のスタートを切っている。
タイトルでは、1月にスーペルコパ・デ・エスパーニャを制覇。ファイナルではライバルのレアル・マドリードに3-1の快勝を収めており、この勝利には選手もサポーターも手応えを掴んだに違いない。さらにスペイン国王杯でも準々決勝で好調のレアル・ソシエダを撃破し、ベスト4入り。
国内リーグでも年明けから負けがなく、2位レアル・マドリードとは8ポイントの差がついた。何より大きかったのは、エースのロベルト・レヴァンドフスキを出場停止で欠いた3試合を全勝で乗り越えたことだ。
その3試合とは1月8日のアトレティコ・マドリード戦、22日のヘタフェ戦、28日のジローナ戦で、いずれも1-0のスコアで勝利。最少得点での勝利ではあったが、スペイン『MARCA』はレヴァンドフスキ依存でないことを確認できたと評価する。守備が安定しているため、1点でもリードできれば勝率がかなり高くなってくる。
同メディアは2023年のスタートをパーフェクトと絶賛しており、今月17日にはマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ・プレイオフが控えている。マンUも好調を維持しているため、このカードはかなり面白い内容となるはずだ。プレイオフとするにはもったいない対戦で、これに勝った方を優勝候補と言ってもいいかもしれない。
バルセロナとしてはチャンピオンズリーグ・グループステージを突破できなかったのは残念だが、このままチームが成長すれば来季はチャンピオンズリーグでも再び上位を狙えるのではないか。今季後半戦、そして2023-24シーズンへ期待は高まっている。