今のセルティックは“クラブ史上最強クラス”なのか 比較される無敗優勝チームの成績

今のセルティックも古橋を中心に強い photo/Getty Images

勝ち点と得点数はどこまで伸びるのか

指揮官アンジェ・ポステコグルーは数字にあまり興味がないようだが、今季のセルティックは何かと2016-17シーズンチームと比較されている。

当時ブレンダン・ロジャースが指揮していたセルティックは、リーグ戦38試合を34勝4分で駆け抜けて無敗優勝を達成している。勝ち点106、106ゴール25失点と文句のつけようがない成績だった。

今季ポステコグルーが指揮するチームは、ここまで24試合を消化して22勝1分1敗だ。黒星が1つあるため無敗優勝の可能性は消えたが、トータルの勝ち点で2016-17シーズンのチームを超えるチャンスは残されている。
また得点数は現段階で74ゴールを奪っており、1試合平均得点は3.08点だ。当時は2.78点となっていたため、こちらも当時を超えることは可能だ。地元メディア『The Scotsman』もロジャースのチームを超えられるかと注目しており、現在のセルティックもクラブ史に残る強さと評価されているようだ。

その立役者となっているのがFW古橋亨梧、前田大然、MF旗手怜央ら日本人選手たちで、今のチームがクラブ史に残る強さと評価されるのは日本サッカー界にとっても興味深い。かつてチャンピオンズリーグでベスト16にも進んだ中村俊輔在籍時のチームの方が上と考える人もいるだろうが、今季のチームも評価は高い。

ちなみに2016-17シーズンはMFスコット・シンクレアがチームトップとなるリーグ戦21ゴール、それに続いてFWムサ・デンベレが17ゴール、MFスチュアート・アームストロングが15ゴール、FWリー・グリフィスが12ゴールと、二桁得点を記録した者が4人もいたが、今季は古橋がすでに18ゴール奪っている。得点数ではシンクレアを超えてくるはずで、古橋がセルティック史に名を残す点取り屋となっているのは間違いない。

ポステコグルーは当時の成績を超えようとは考えていないとコメントしているが、今後も比較は続いていくだろう。日本人選手を多く揃えるセルティックがどこまで成績を伸ばすのか楽しみだ。

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