ウォーカーよりも速かったウクライナのネイマール チェルシーデビューを飾ったムドリクが今季プレミア最速を記録

プレミアのDFでもムドリクの対応には手こずりそうだ photo/Getty Images

どのような活躍を見せてくれるのか

サッカー選手にとってスピードは大きな武器であり、プレミアリーグにもFWモハメド・サラーやDFカイル・ウォーカー、FWアダマ・トラオレなどといった快速で有名な選手は多数いる。先日チェルシーでデビューを飾ったばかりのFWミハイロ・ムドリクもどうやらそこに名を連ねる選手のようで、彼らと肩を並べるほどのスピードを早速記録した。
 
“ウクライナのネイマール”という異名を持つテクニシャンでありながら、スピードスターとしても鳴らしているムドリク。チェルシーは総額1億ユーロ(141億円)と言われる巨額契約をシャフタール・ドネツクと結び、彼を獲得することに成功した。
 
そして移籍成立から間もない21日のリヴァプール戦にムドリクは55分から途中出場。彼はここで初めてチェルシーの選手としてプレイしている。ゴールやアシストを記録するといったことはなかったが、持ち前のテクニックやスピードを駆使して何度かリヴァプールゴールに迫り、パスでチャンスを創出する場面も見られた。
 
このように約40分の出場時間の中でそれなりのインパクトを残したムドリクだが、英『Daily Mail』によれば、彼は最高速度22.76mph(36.62km/h)という記録も叩き出していた。これは今季のプレミアリーグにおいてトップの数字となっている。
 
さらに2020-21シーズン開幕以降という括りで見ても、今回の彼の記録は2位にランクイン。1位は2021年12月のDFアントニオ・リュディガー(22.81mph=36.7km/h)であり、2020年9月のDFタリク・ランプティ、2021年11月のサラー、2021年11月のA・トラオレ、今回のムドリクの4人が22.76mph(36.62km/h)で2位タイ。前述したウォーカーは2020年9月に出した22.72mph(36.56km/h)で7位タイにつけている。
 
大型補強を行った甲斐もあり、今季のチェルシーには優秀なアタッカーが何人も顔を揃えている。そのため前線のポジション争いは熾烈を極めると予想されるが、プレミアトップレベルのスピードというわかりやすい武器があれば重宝されることは間違いないだろう。レギュラーとしてプレイし、チームの順位を押し上げていくムドリクの姿に期待だ。

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