三笘薫がリヴァプールを破る先制点をお膳立て 終始試合を圧倒したブライトンがホームで完勝

1アシストを記録した三笘薫 photo/Getty Images

三笘が先発出場した

前回対戦は3-3という打ち合いとなったこのカード。ホームのブライトンは前回の一戦でハットトリックを達成したレアンドロ・トロサールが練習を無断で早退したとしてメンバー外に。リヴァプールは前日のトレーニングで別メニューとなっていたダルウィン・ヌニェスが欠場。互いにスコアラーを欠く中での一戦となった。

前半からリヴァプールがボールを保持して好機を伺うものの、強度高く守るブライトンがカウンターからチャンスを作っていく。先発出場した三笘薫も存在感を発揮すると、29分には左サイドを抜け出した三笘が自らフィニッシュを放つものの、ゴール右へと外れてしまう。36分にも三笘が左サイドを自ら突破してチャンスメイク。中央にクロスを挙げるも、アリソン・ベッカーにキャッチされる。

徐々にブライトンの前からのプレッシングがはまると、リヴァプールはボールポゼッションすら困難になっていく。ブライトンが支配率を高め、試合を優位に進めると、39分にもモイセス・カイセドのパスに抜け出した三笘がクロスを供給。しかし合わせることができずシュートまでは至らない。41分にはソリー・マーチが相手最終ラインの裏に抜け出すと、アリソンに倒されてPKの判定。しかしVARの結果、マーチがオフサイドとなり、判定は覆されてしまう。
スコアレスで前半を折り返したブライトンだったが、後半早々に三笘が魅せる。高い位置でボールを奪取してカウンターを仕掛けると、細かいパスをつなげて最後は三笘のラストパスにマーチが決め切って47分にブライトンが先制ゴール。三笘は公式記録ではアシストは付かなかったものの、彼の活躍で先制点を創出した。

さらにブライトンは53分、エヴァン・ファーガソンが斜めに走り出したマーチに絶妙なパスを送る。ボールを受けたマーチは左足を振り抜いて豪快にゴールネットを揺らし追加点。後半早々に2点を追加したブライトンがリヴァプールを圧倒していく。

69分にはリヴァプールが4枚を交代してハーヴェイ・エリオットやベン・ドークといった若い選手たちを投入。76分にはコーディ・ガクポに決定機が訪れるものの、ロベルト・サンチェスが好セーブ。82分にはダニーウェルベックが3点目を決め、最後までリヴァプールにゴールを許さず。3-0と完勝した。対するリヴァプールはリーグ2連敗。上位進出には痛すぎる連敗となった。

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