「彼がここまで成長しているとは……」 “4年後”のサムライブルー主役候補をPSVファンも認めた

オーストリアの地で成長している中村 photo/Getty Images

2年半で成長した逸材はPSVの獲得リストに入っているとも

4年後のFIFAワールドカップ2026年大会でスタメンを奪取できるだろうか。今季オーストリアで評価を伸ばしているのがFW中村敬斗(22)だ。

オーストリア国内のLASKリンツでプレイする中村は、主戦場とする左ウイングの位置からゴールを量産。今季はここまで15試合で8ゴール5アシストと文句のつけようもない成績だ。

オランダ『Voetbalzone』はFWコーディ・ガクポをリヴァプールへ手放したオランダの名門PSVも中村に興味を示していると報じており、中村自身もリンツからのステップアップを狙っているはず。PSVは興味深いクラブだ。
オランダのサッカーファンにとっても中村はまったく知らない選手というわけではない。中村が海外挑戦最初の地に選んだのはオランダのトゥエンテで、2019‐20シーズンにはエールディヴィジで4ゴールを記録。しかもそのうち2点はPSVとアヤックスから奪っており、当時の中村は大きなインパクトを残していた。

その後はベルギーのシント・トロイデンへ向かうなど苦しい時間も経験したが、今季は前半戦から大爆発。トゥエンテ時代は粗削りな部分も多かったが、この2年半ほどで中村が何かを掴んだのは間違いない。再びオランダへ戻るのも悪い選択肢ではないだろう。

同メディアによれば、PSVのファンからも歓迎の声が多く挙がっている。

「アジア人で若く、移籍金も高くない。すべてが良さそうだ」

「トゥエンテ時代から知っていて、彼のことは好きだ」

「トゥエンテ時代は良い瞬間と悪い瞬間を繰り返しているような選手だったが、彼がここまで成長しているとは思わなかった。どうやら順調に進化しているようだ」

リンツからのステップアップが叶えば、次はA代表だ。2列目は何かと競争の激しいエリアではあるが、ガンバ大阪より出てきた負けん気の強い中村の性格はワールドカップなど国際大会に向いているはず。積極的に仕掛ける姿勢を是非とも代表で見てみたいところで、2023年はさらにメジャーな存在へなるべく重要な1年となるかもしれない。

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