「誰もがスアレスを嫌っている」 因縁の対決を前にガーナの元エース・ギャンが2010年W杯でのハンドについて再言及

批判は集まったがスアレスのハンドがウルグアイを救った photo/Getty Images

グループステージ突破がかかる重要な一戦

3日、FIFAワールドカップ・カタール大会ではグループHの第3節が行われる。ガーナ対ウルグアイという因縁の対決も実現するが、ガーナ国民はまだFWルイス・スアレスのことを許せていないようだ。
 
グループHでは、2連勝のポルトガルが勝ち点6を積み上げて決勝トーナメント進出をすでに決めており、1勝1敗で勝ち点3のガーナが2位につけている。勝ち点1の韓国とウルグアイがその後を追う形で、ガーナはウルグアイに勝利すれば自力でグループステージ突破を果たすことができる。
 
この両者がワールドカップの舞台で対戦するとなれば、2010年南アフリカ大会の準々決勝を思い浮かべる人も多いだろう。この試合は1-1のまま延長戦に突入する展開となったが、120分を戦っても決着がつかず。PK戦の末、ウルグアイが準決勝進出を決めた。
 
ここで物議を醸したのが、延長後半終了間際のスアレスのハンドだ。右サイドでFKのチャンスを得たガーナはゴール前にクロスを送り、絶好の得点チャンスを迎える。しかし、混戦から放たれたガーナのヘディングシュートはスアレスがゴールライン上でクリア。よく見ると手でボールを弾き出しており、主審は彼にレッドカードを提示。ガーナにPKが与えられた。
 
厄介だったのは、このPKをエースFWアサモア・ギャンが外してしまったことだ。残念なことに、彼の蹴ったボールはクロスバーを直撃。ロッカールームに引き上げようとしていたスアレスは喜びのあまり感情を爆発させていた。
 
英『Daily Mail』によれば、あれから10年以上が経った今も、この試合で負ったガーナ国民の傷はまだ癒えていないようで、ギャンはスアレスについてこのように言及している。
 
「母国ではあの試合を見た誰もがスアレスを嫌っている。彼はウルグアイではヒーローだが、ガーナの人々は彼をズルイ奴だと見ている。みんな彼を憎んでいるんだ」
 
一方、ギャン自身はスアレスに対して一定の理解も示しているようで、英『talk SPORT』では「もし僕がスアレスだったら、国を救うために同じことをしただろう」とも話している。
 
もうガーナ代表にギャンの姿はないが、まだスアレスはウルグアイ代表の一員としてプレイしている。今回のガーナ戦でスアレスが登場する可能性も高く、ガーナはなんとしてでも、彼にだけはゴールを許したくないだろう。

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