攻守において存在感を見せている右SBホワイト
昨季はセンターバックとしてアーセナルを支えていたものの、今季は右サイドバックとしてプレイしているDFベン・ホワイト。ミケル・アルテタ監督は彼がそのポジションにすっかり適応していることについて、自らの見解を示している。
オリンピック・マルセイユからローンバックしたDFウィリアム・サリバがCBのポジションで好パフォーマンスを見せたことや、DF冨安健洋が負傷離脱していたこともあり、今季はプレシーズンから右SBとして扱われているホワイト。ポジションの役割上、攻撃に関与する機会が増えたことで、昨季は公式戦37試合に出場して0だったアシスト数が、今季はすでに2を数えている。
そんなホワイトは、6日行われたチェルシーとのビッグロンドン・ダービーにも右SBとして先発出場しており、0-1の勝利に貢献。英『Football London』によれば、アルテタ監督はこの試合の前に彼の右SB起用について言及しており、彼の能力の高さを改めて評価している。
「彼はとても幸せだと思うし、今の役割をすごく楽しんでいると思う。ちょっとした自由を感じているようだし、スペースがある時は、彼がどのように攻撃するのが好きなのかもわかる。彼は今のポジションでも満足していると思う」
「(彼の能力の高さに驚いたか問われ)そうだね、でも彼にはこれだけのキャパシティがある。フィジカル的にも本当に特別なプレイヤーだ。彼はとても知的だし、才能もあり、この試合でプレイするだけの勇気も持っている。中盤でプレイするよう言われれば、彼はそこでもやってくれるだろうし、ベストを尽くしてくれるはずだ」
ポジションを争う冨安が4日に行われたヨーロッパリーグのチューリッヒ戦で再び負傷してしまったこともあり、カタールW杯期間突入前に予定されている残り2試合はホワイトが右SBとして先発出場する可能性が高い。イングランド代表の一員としてW杯に出場するかは微妙なところだが、ひとまずこの2試合を全力で戦ってくれることだろう。