今でも日本の守備を崩せる? 2010W杯、EURO2012制覇知る男は過小評価されている

今もラツィオで活躍するペドロ photo/Getty Images

今もスペイン代表に入れるはず

シャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャなど黄金世代が凄すぎてメインの話題に挙がる機会は少ないが、当時メジャートーナメントを総なめにしたスペイン代表でも出番を得ていた男を忘れてはならない。

35歳の今もラツィオで現役を続けるFWペドロ・ロドリゲスだ。

ペドロは当時の代表でスポットライトを浴びる主役だったわけではないが、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会、EURO2012の優勝を知るメンバーであり、両大会のファイナルにも出場している確かな実力者だ。当時のスペイン代表で出番を得るだけでも凄いことだ。
しかもベテランになった今も得点感覚や運動量に大きな衰えはなく、昨季もリーグ戦で9ゴール5アシスト、今季もすでに2ゴール2アシストを決め、ヨーロッパリーグでも2ゴール挙げている。

スペイン『as』によると、ペドロは自身の代表復帰については「前回の招集(2017年)から長すぎるよ。スペインは別の世代が非常に上手くやっているからね」と否定しており、2017年を最後に代表から遠ざかっているのは事実だ。しかし、今でも代表でプレイすることは可能だろう。

イニエスタら黄金世代の仲間ほどテクニックの高い選手ではないが、ゴール前での動き出しや得点感覚はずば抜けている。当時バルセロナを指揮していたジョゼップ・グアルディオラにも認められていた実力者で、今年のワールドカップでスペインと対戦する日本代表にとっても厄介な存在になった可能性がある。

フェラン・トーレスやアンス・ファティ、パブロ・サラビア、アルバロ・モラタ、ダニ・オルモら現代表選手とは異なるアイディアを持つアタッカーでもあり、その実力はやや過小評価されているのかもしれない。

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