SB不足のシティが獲得に本腰を入れる? ミランの超攻撃的左SBに1億ポンドのオファー提示へ

マンチェスター・シティが獲得に興味を示すテオ・エルナンデス photo/Getty images

ウォーカー不在が響いている

オレクサンドル・ジンチェンコを手放しサイドバック不足に陥っているマンチェスター・シティ。カイル・ウォーカーの負傷は想定外だったとはいえ、頼れる本職のSBがジョアン・カンセロしかいないのは辛い。アンデルレヒトからセルヒオ・ゴメスを獲得したが、プレミアリーグやCLの強度に馴染むにはもう少し時間がかかりそうだ。

伊『CalcioMercatoWeb』によると、シティはミランのDFテオ・エルナンデスに関心を示しているようだ。

アトレティコ・マドリード、レアル・マドリードとスペインのトップクラブでプレイしその後、2019年からミランでプレイするテオ。フランスのフル代表にも選ばれており、バイエルン・ミュンヘンのDFリュカ・エルナンデスは実の兄である。
報道によると、シティは以前からテオの獲得を目指しており、今年の5月にも獲得に動いていたようだ。ミランはフランス代表DFを売却するつもりはないが、シティは1億ポンド(日本円にして約169億円)のオファーを用意しているとされており、1月の冬の移籍市場で交渉が進展する可能性があるという。シティは現在SBをカンセロ一人に依存しており、テオが加わることで左が安定し右のカンセロとシーズンを通して計算できる2人を起用することができる。

184cmとSBとしては大柄な選手で、スタイルはカンセロ同様超攻撃的だ。パワー、スピード、テクニックとどれをとっても一級品であり、昨季はリーグ戦で5ゴール6アシストを記録。今季もコンスタントに起用されており、1ゴール2アシストの数字を残している。

テオの強みは大外だけでなくハーフスペースを使うこともできる点であり、オーバーラップだけでなくインナーラップからゴール前に侵入する。守備も改善傾向にあり、世界で見てもトップクラスの左SBだ。

そんな選手を獲得しようとすれば1億ポンドの移籍金がかかるのも仕方ない。移籍市場はインフレしており、適性額以上を出さないのがシティの移籍市場での考え方だが、SBは残念ながら人材不足だ。ここでSBの軸となる選手を獲得するには適性額以上を出すしか方法はないだろう。

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