「中盤にもう一人選手が必要だった」とポッター監督 “前半途中の選手交代”が功を奏したチェルシーのマンU戦

攻めの采配を見せたポッター監督 photo/Getty Images

ゴールはなかなか生まれなかったが白熱した試合となった

23日のマンチェスター・ユナイテッド戦を1-1のドローで終えたチェルシー。グレアム・ポッター監督は前半のうちから思い切った交代を行ったが、その意図が明らかになっている。
 
この試合には[3-4-3]の布陣で挑んだポッター監督。序盤はマンUが押し気味の展開となり、チェルシーはFWアントニーやFWマーカス・ラッシュフォードなどに何度か危ないシーンを作らせてしまった。
 
ポッター監督はこれを踏まえ、36分に1枚目の交代カードを切る。3バックの左を務めていたDFマルク・ククレジャを下げ、MFマテオ・コバチッチを投入。中盤の枚数を増やし、[3-4-3]から[4-3-1-2]のような形へと変化した。
 
これが見事に機能し、ここからマンUがチェルシーゴールに迫る機会は減少。スコアは終盤まで0-0のまま進み、87分にMFジョルジーニョがPKからようやく先制ゴールをゲット。しかし、後半アディショナルタイムにMFカゼミロの同点ゴールを許してしまい、最終的に勝ち点1を分け合う結果となった。
 
英『Football London』によれば、ポッター監督は今回の試合についてこのようなコメントを残している。
 
「最初の30分はマンチェスター・ユナイテッドの方が良かったし、我々を後ろに追いやっていたと思う。彼らは攻撃を組み立てていたし、我々を追い詰めていたから中盤にもう一人選手が必要だった。そこからは良くやったと思う。試合の流れから言えば勝ち点1は妥当だ。試合に勝つには十分ではなかった。努力は素晴らしかったし、彼らをとても誇りに思う」
 
勝ち点3を奪えなかったことは残念だが、これによりチェルシーは指揮官交代後から続く無敗記録を公式戦8試合に伸ばしている。ポッター監督の思い切った采配がなければ、この記録は途絶えてしまっていたかもしれない。

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