ミランの大幅なローテーションが予想されるモンツァ戦 新加入FWオリギも今季初先発の見込み

スタメン入りが予想されているオリギ photo/Getty Images

油断はできないが主力を休ませたいミラン

23日に行われるモンツァ戦でリーグ戦4連勝を狙うミラン。この試合はスタメンの顔ぶれが大きく変わることになりそうだ。
 
チャンピオンズリーグではチェルシー相手に2連敗を喫してしまったものの、リーグ戦では3連勝を達成している今月のミラン。この流れを維持したいところだが、今回戦うモンツァは第7節ユヴェントス戦で1-0の勝利をあげており、そこから第9節スペツィア戦まで3連勝を達成。昇格組とは言え決して侮れない相手だ。
 
しかし、ミランは26日に行われるCLディナモ・ザグレブ戦も視野に入れておかなければならない。ステファノ・ピオリ監督は先日行われた記者会見にて、今後の過密日程を考慮してモンツァ戦でローテーションを行うことを仄めかしており、状態が不安視されている選手の出場可否もある程度判明している。
 
DFテオ・エルナンデスは先日、強盗被害に遭うという不運に見舞われていたが、ピオリ監督は「彼はピッチに立ち、練習に取り組んでいる。我々は彼をサポートしていく」と彼の状態について言及。モンツァ戦にも出場する可能性がありそうだ。
 
GKマイク・メニャン、DFシモン・ケアー、FWチャールズ・デ・ケテラエルの3人は負傷からの回復が報じられていたが、メニャンは今週の練習中に再び負傷。メニャンについては「残念だ」と話しつつ、「ケアーとデ・ケテラエルに関しては出場可能であり、いつ彼らを使うか様子を見る」と起用を示唆している。
 
そして、「(FWディボック・)オリギと(FWアンテ・)レビッチは先発できるだろう」とコメント。2人のアタッカーのスタメン入りが有力となっている。
 
さらに、伊『Sky Sport』はMFイスマエル・ベナセルが発熱の影響で前日練習を欠席したことを報じており、彼が欠場となればMFサンドロ・トナーリとMFトンマーゾ・ポベガの2人が中盤でコンビを組むはずだと指摘。トナーリは言うまでもないがポベガも徐々にミランで存在感を高めており、大きな問題はないだろう。
 
一方で気になるのは前線。同メディアはセンターフォワードにオリギ、2列目は左からレビッチ、MFブラヒム・ディアス、FWジュニオール・メシアスが入ると予想している。攻撃の中心であるFWオリヴィエ・ジルーとFWラファエル・レオンには休息が与えられるという見込みだ。
 
オリギ、レビッチ、ディアス、メシアスの4人はいずれもレギュラーの座を確保できていない選手たちだが、特にオリギは今夏にミランへやってきて以降、まだ先発起用された試しがない。ここまで公式戦8試合に途中出場しているがゴールやアシストも0であり、今回のモンツァ戦は自らの力を示す絶好の機会となるはず。彼の獲得を決断したミラン首脳陣の期待に少しでも応えたいところだ。

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