昨季128分しかプレイ出来なかった神童がW杯メンバー候補に? オランダで化けたX・シモンズの人気大爆発

今季PSVで大ブレイクのシモンズ photo/Getty Images

エールディヴィジ開幕からゴールラッシュ

まさかの滑り込みA代表入りもあるのだろうか。今季開幕からオランダ・エールディヴィジで大ブレイクしているのがPSVのFWシャビ・シモンズ(19)だ。

シモンズはバルセロナのアカデミーを経てパリ・サンジェルマンに加入し、昨季までパリに所属していたワンダーボーイだ。バルセロナからパリへと豪華な経歴となっており、10代ながら有名な存在だった。

ただ、トップチームではほとんど出番を得ていなかった。パリでは昨季もリーグ戦6試合に出場しただけで、リーグ戦でのプレイタイムはたった128分間だ。U-21オランダ代表には選ばれていたが、A代表入りはまだまだ先の話と考えられてきた。
その評価が急激に変わりつつある。シモンズは今夏にオランダの名門PSVへ移籍すると、開幕から10試合で8ゴール4アシストと圧巻のスタートを飾っているのだ。

オランダ『Telegraaf』によると、かつてストーク・シティなどで指揮官を務めてきたヨハン・ボスカンプ氏はシモンズをA代表へ加えるべきとの考えを示している。

「彼は本当に上手くプレイしているね。彼が若いことを気にする必要はない。連れて行くのはベテランだけなのか? 彼は他の選手よりかなり速く見えるね。彼が素晴らしい選手たちとトレーニングを積んできたのがよく分かる。本当に素晴らしい」

オランダの前線にはメンフィス・デパイやアルノー・ダンジュマがいるが、かつてのオランダに比べると前線の層は厚くない。シモンズのサプライズ選出もゼロとは言えないが、今季序盤戦だけで代表監督ルイ・ファン・ハールの心を動かせるか。

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