9勝1敗勝ち点27“無敗優勝シーズン”を上回る成績 アーセナルは不安要素を打ち砕き栄光を掴めるか

今のアーセナルは自信に満ち溢れている photo/Getty images

今季のアーセナルは本物だ

プレミアリーグ第11節ではリヴァプール対マンチェスター・シティの一戦が行われ、1-0でリヴァプールが勝利を収めた。これでシティは勝ち点を落とし、首位アーセナルとの差が広がることに。

11節終了時点での話にはなるが、今季のプレミアリーグの予想は外れている。リヴァプールとシティが上位を独占する予想が多かったが、現時点での首位はアーセナルだ。勝ち点差は2位のシティとすでに4ポイント離れている。第12節ではアーセナル対シティが予定されていたが、延期となった。

アーセナルは10試合を終えて9勝1敗の勝ち点27だ。英『The Guardian』によると、これはアーセナルのプレミアの歴史の中で最高のスタートであり、無敗優勝を達成したインビンシブルズの時よりも優秀な成績だという(当時は10試合で勝ち点は26)。しかもアーセナルはすでにリヴァプールやマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムと対BIG6を3試合消化しており、今の実力に疑いはない。
同メディアでは疲労がリーグ優勝の最大の障壁になると主張している。すでにELでのPSV戦、プレミアでのシティ戦が延期されており、新たな日程次第では苦境に立たされる可能性がある。またこれはどこのチームでも同じだが、今季はシーズン中にワールドカップ・カタール大会がある。アーセナルはアーロン・ラムズデール、冨安健洋、トーマス・パルティ、ブカヨ・サカと多くの主力がW杯に出場することになっており、大会後の疲労が読めない。

他にもスカッドの薄さは懸念事項の一つだ。とくにトーマスやサカと欠かせない人物の代役はおらず、冬の移籍市場でのクラブの動きが重要になる。

19-20、20-21シーズンにはまさかの2季連続で8位フィニッシュとなったアーセナル。それでもミケル・アルテタを信じ大型補強を行ったことで、今の地位を築き上げた。今季はリヴァプールが不調とチャンスであり、シティとの一騎打ちを制することができれば03-04シーズン以来のタイトル獲得は可能だといえる。

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