レオンが復帰即《1ゴール1アシスト》の活躍 アクシデント続きのエンポリ戦でミランを勝利に導く

先制ゴールを生んだレオン&レビッチのコンビ photo/Getty Images

シーズン序盤から結果を残し続けているレオン

前節ナポリ戦を1-2で落とし、今季初黒星を喫していたミラン。FWラファエル・レオン不在の影響を色濃く感じる試合だったが、今節エンポリ戦でも彼の重要性を痛感することになった。
 
先月11日に行われたサンプドリア戦で後半開始早々に2枚目のイエローカードを提示され、退場&次節出場停止となったレオン。19日に行われたナポリとの天王山には参加することができず、彼の欠場による攻撃力の低下が敗戦の1つの要因となった。
 
今回のエンポリ戦は出場停止明けのレオンがスタメンに復帰したものの、今度は守護神マイク・メニャンとDFテオ・エルナンデスが負傷の影響でメンバー外に。彼らの代役はGKチプリアン・タタルシャヌとDFフォデ・バロ・トゥーレが務めた。
 
試合が始まるとミランの負傷者はさらに増えることになる。前半のうちにMFアレクシス・サレマーカーズとDFダヴィデ・カラブリアを負傷交代すると、後半に入ってからDFシモン・ケアーも負傷でピッチを退く緊急事態に。そして、両チーム共にゴールをなかなか決めきることができず、スコアが終盤まで動かない緊迫した試合展開となった。
 
この膠着状態を打破したのは、やはりミランのエース・レオンだった。79分、相手ディフェンスラインの裏でMFサンドロ・トナーリからのロングスローを受けると、1人かわしてヒール気味のパスをゴール前に送りこむ。これを途中出場のFWアンテ・レビッチが押し込み、ミランはようやく先制ゴールを奪うことに成功した。
 
その後、ミランは後半アディショナルタイムに直接FKから同点ゴールを許し、一時はエンポリに追いつかれてしまったものの、この直後にバロ・トゥーレが劇的なゴールを決めて勝ち越しに成功。97分にはレオンが単独のロングカウンターから見事なループシュートを決め、1-3というスコアで試合を終えた。
 
苦しみながらもなんとか勝ち点3を獲得し、リーグ上位争いから振り落とされずに済んだミラン。次戦は6日のチャンピオンズリーグ・チェルシー戦となるが、ここでもやはりレオンの活躍に期待だろう。

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