一時代を築いた“スペシャル・ワン”もキャリア終焉の時は近いのか まもなく60歳のモウリーニョが今後の展望を明かす

今季もローマにタイトルをもたらすことができるか photo/Getty Images

欧州の第一線で数々のタイトルを獲得してきた

ローマで2シーズン目を迎えているジョゼ・モウリーニョ監督。彼の監督キャリアは20年以上を数えるが、そこに終止符が打たれる日もそう遠くはないようだ。
 
2000年にベンフィカの指揮官に就任して以降、ポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムといった数々のビッグクラブを率いてきたモウリーニョ監督。各国でリーグ優勝を成し遂げてきたのみならず、チャンピオンズリーグも2度制すなど、歴代屈指と言える実績を残してきた。
 
そんなモウリーニョ監督は昨季からローマの指揮官を務めており、1年目からチームをヨーロッパカンファレンスリーグの初代王者に導いている。来年1月には60歳の大台に突入するが、まだまだサッカー界を牽引していくべき存在だろう。
 
しかし英『Daily Mail』によれば、モウリーニョ監督は出演したイベントの中で自らの監督キャリアについて言及。終わりの時がそう遠くはないことを示唆している。
 
「この22年はあっという間に過ぎてしまったけど、私はこれからも進み続けたい」
 
「気分はいいし、強さもやる気もあるし、勝つのは好きだし、負けるのは嫌いだし、何も変わっていない」
 
「髪の色が変わろうと、シワが増えようと、私は進み続けたいんだ」
 
「時間がないからあともう22年という訳ではない。あと数年だね」
 
今季のローマはFWパウロ・ディバラやFWアンドレア・ベロッティ、MFネマニャ・マティッチなどタレントの獲得に成功。リーグ戦はここまで4勝1分2敗で6位とまずまずの成績を収めている。
 
ウディネーゼやアタランタといった今季好調のチームには敗れてしまったことは懸念点だが、チャンピオンズリーグ出場権内を狙うことも十分に可能なはず。ヨーロッパリーグでの躍進にも期待したいところだ。

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