“フェラーリのような素早いプレッシング”で相手GKのミス誘発 日本の至宝、久保建英は守備でも輝く

久保建英は守備でも仕事ができる photo/Getty images

手数が多くなってきた印象だ

リーガ・エスパニョーラ第6節レアル・ソシエダ対エスパニョールの一戦は2-1でホームチームが勝ち点3を獲得している。リーグ戦では3節エルチェ戦以来の白星となった。

日本代表の久保建英はヘタフェ戦から続いての先発であり、リーグ戦では2試合連続となる。[4-4-2]の前線2トップでノルウェー代表FWのアレクサンデル・セルロートと並ぶ。

17分久保の献身的な守備意識の高さが得点につながる。相手のビルドアップに激しいプレッシャーを仕掛けると、エスパニョール守護神GKアルバロ・フェルナンデスは久保の勢いに飲まれトラップが大きくなり、最後はボックス内のこぼれ球をセルロートが押し込んでラ・レアルが先制に成功する。守備で走れる久保の良さがゴールにつながっており、ELオモニア戦に続いてアシストを記録。セルロートも2試合連続でのゴールとなった。
「フェラーリのような久保の到着に気づかなかったのか、日本人がそのスピードを出せると思っていなかったのか」

西『MUNDO DEPORTIVO』では得点シーンの久保のハイプレスをエスパニョールGKフェルナンデスの気持ちになって振り返っている。「フェラーリのような久保の到着」と同紙で表現するように久保のプレッシングは素早く、相手GKの自由を奪っている。プレスのスピードだけでなく、質も高く、タックル成功数3回はチームトップの数字だった。

現代の攻撃的なポジションの選手はオフェンス面だけでなく、ディフェンス面でも多くのタスクを課されており、対応できない選手もいるが、久保はスタートから戦い、効果的な守備がゴールにつながった。

西『MARCA』ではビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカでの疑いを晴らし、今では素晴らしい署名とみなされていると久保を称賛している。エスパニョール戦で光った守備だけでなく、攻撃面も高く評価しており、スペインでの久保の評価はうなぎ上りだ。ラ・レアル移籍は久保にとって大成功となっており、日本の至宝は今後どのような成長を遂げることになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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