サウスゲイト体制でイングランドは成長中 D・ライスも狙うワールドカップの頂点

近年は結果も出せているイングランド代表 photo/Getty Images

昨夏はEURO制覇にも近づいた

2018年のワールドカップ・ロシア大会ではベスト4、2018-19のUEFAネーションズリーグでは3位、昨夏のEURO2020では準優勝と、イングランド代表は国際大会で着実に結果を出してきた。

ならば次は思い切ってワールドカップ・カタール大会優勝とサポーターが期待するのは当然だろう。イングランド代表は今大会の優勝候補の一角である。

メンバーは昨夏のEURO2020招集組が軸となるはずで、若い実力者が揃う。代表監督ガレス・サウスゲイトの戦い方は地味と言われることもあるが、そのぶん当たり外れが少ないと考えることもできる。失点しないことを最優先とし、隙を突いて1点か2点奪って勝つのも1つのイングランド流だ。
代表の中心メンバーでもあるウェストハムMFデクラン・ライスもサウスゲイト就任からチームが成長していると手応えを口にしており、今大会での優勝を狙っている。

「ガレスの就任から大きく進歩している。4年前のワールドカップはベスト4、ネーションズリーグもそうだし、EUROは決勝まで行った。そして次はワールドカップだ。大会で僕たちが何を求められているか分かっている」(英『The Sun』より)。

ライスと同じ中盤ではドルトムントでジュード・ベリンガムが成長しており、攻撃面でもフィル・フォーデン、メイソン・マウント、マンチェスター・ユナイテッドで復活を誓うジェイドン・サンチョ、絶対的エースのハリー・ケイン、サウスゲイトが信頼を置くラヒーム・スターリングなどタレントは揃う。

ややセンターバックには不安もあるが、それでも豪華な顔ぶれなのは間違いない。優勝以外は評価されないだろうが、今度こそ頂点に届くだろうか。

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