7000万ポンドDFの状態確認に慎重なチェルシー フォファナのメディカルチェックを米国で実施

フォファナのチェルシー移籍は無事成立するのか photo/Getty Images

契約成立は間近に迫っている

チェルシー行きで合意に至っていることが報じられている、レスター・シティのDFウェズレイ・フォファナ。チェルシー陣営は彼との契約に際し、万全を期すつもりのようだ。

DFアントニオ・リュディガーやDFアンドレアス・クリステンセンが契約満了で退団し、センターバックの層が薄くなったチェルシー。すでにDFカリドゥ・クリバリという一流のCBを確保することに成功したが、さらなる補強を望んでおり、フォファナの獲得を目指していた。

チェルシーは何度かレスターにオファーを拒否されていたものの、先日ついに合意が報じられており、契約期間は6年、移籍金は7000万ポンド(約113億円)以上と言われている。まだ移籍は正式に完了していないものの、フォファナはプレミアリーグ直近2試合でメンバー外となっており、レスターでの生活はほぼ終焉を迎えている。

英『The Athletic』によれば、チェルシーのスタッフは、フォファナのメディカルチェックをアメリカで受けさせることにしたようで、彼は日曜日に出国したという。

フォファナは2021年8月に行われたプレシーズンマッチで重症を負っており、約7ヵ月の長期離脱を余儀なくされていた。昨季終盤から復帰を果たしており、今季も開幕から先発出場していたため、恐らく問題はないはずだが、6年という長期契約を結ぶこともあり、クラブの新オーナーであるトッド・ベーリー氏はさらなる安心感を求めているようだ。

2019年夏マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したDFハリー・マグワイアの移籍金8000万ポンドは、現在のDF史上最高額と言われており、これに迫る金額で獲得しようとしているフォファナの状態確認に慎重を期すのは当然だろう。ここまで来れば、チェルシー、レスター、フォファナの3者にとっては移籍成立がハッピーエンドであり、全員が良い結末を迎えるためにも、何事もなくメディカルチェックが完了することを祈るばかりだ。

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