甲府戦終盤はユース2人と高卒ルーキーの“10代3バック”に ジェフ千葉のCB陣が離脱者続出の緊急事態

フクアリでの連戦が続く(写真はイメージ) photo/Getty Images

負傷者とコロナ陽性者で離脱

ジェフユナイテッド千葉が窮地に立たされている。現在J2で10位の千葉はJ1参入プレイオフ圏の6位とは勝点差「5」と、まだまだJ1昇格への希望を残す。ユン・ジョンファン監督の下、堅守でJ2の上位陣にも一泡吹かせている千葉だが、守備陣の離脱者が続出している。

J2第28節で千葉はヴァンフォーレ甲府と対戦。新型コロナウイルスの影響で延期されていたこの一戦はFC町田ゼルビア戦から中2日で行われたが、千葉は右から西久保駿介、田邉秀斗、佐々木翔悟の3バックで挑んだ。昨季J2で41試合に出場し、今季も20試合に出場している鈴木大輔が左腓骨筋腱脱臼で離脱。さらに新型コロナウイルスの影響で主力が複数人離脱しており、22歳の佐々木が最年長という若い3枚で今試合を戦った。

最終的にはスコアレスドローで終了したが、87分には田邉が足をつって谷田壮志朗と途中交代すると、90分にも佐々木が負傷して桑原晃大が投入された。谷田と桑原は現在もジェフ千葉U-18から2種登録されているアカデミーの選手。試合終盤には両選手と三菱養和ユースから今季加入したばかりの西久保という10代のみで3バックが形成されるなど、若いディフェンスラインで守り抜いた。
千葉は次戦はまたも中2日で徳島ヴォルティスと対戦。フクアリでの連戦となるものの、この試合も若い選手たちでの最終ラインが形成されるだろう。田邉は出場できるかもしれないが、彼も川崎フロンターレからレンタルで加入した20歳のDFだ。クラブとしては満身創痍の守備陣だが、若い選手たちにとってはチャンスの状況。ピンチで輝きを放てるCBが出てくることを願いたい。

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