マンUが喫した内容の悪い4失点 気になるのはL・マルティネスの起用法

途中交代となったマルティネス photo/Getty Images

開幕2連敗となった

ブレントフォードに0-4の大敗を喫し、今季プレミア開幕2連敗となってしまったマンチェスター・ユナイテッド。結果もさることながら、その内容が悪かった。

今回のブレントフォード戦では、ブライトンとの開幕戦から少しスタメンを入れ替えたエリック・テン・ハーグ監督。FWクリスティアーノ・ロナウドが先発し、MFクリスティアン・エリクセンもブライトン戦の後半から務めた3列目での出場となった。

ブライトン戦ではエリクセンのアンカー起用から試合の主導権を握り始めたため、この采配に期待感もあったが、開始10分に早速失点。ロナウドのロストからGKダビド・デ・ヘアの痛恨のミスで幸先の悪いスタートを切った。

さらにその8分後には、デ・ヘアからエリクセンへのパスを狙われ、ブレントフォードに2点目を献上。ただし、これは最終ラインから繋ごうという意欲的なプレイから生まれた失点だったため、まだ大目に見ることができるだろう。

しかし、3失点目は懸念されていた問題が顕在化してしまった。ファーに飛んだコーナーキックの折り返しを、175cmの新加入DFリサンドロ・マルティネスが競り負ける形で失点。すべて高さのせいという訳でもなかったが、ゴールを決めた180cmのDFベン・ミーの打点には届いていなかった。

そして押し込みながら、カウンターの一発でやられてしまった4失点目。一番の問題点はボールの失い方と、簡単にロングボールを蹴らせてしまった前線の守備対応だが、このフィードに抜け出したFWイヴァン・トニーを、対峙したマルティネスは遅らせることができず、ゴール前へのパスを許してしまう。DFルーク・ショーもパスの受け手となったFWブライアン・ムベウモに走り負け、シュートまで持ち込ませてしまった。

デ・ヘアのミス、マルティネスの高さ、カウンター対応と様々な問題が露呈した今回の4失点。こういった部分は今後修正していかなければならないが、後半開始からマルティネスとショーを下げ、DFラファエル・ヴァランとDFタイレル・マラシアを投入するというテン・ハーグ監督の対応も気になった。

失点に絡んだ選手を下げたことで、後半は無失点に抑えたため、チームとしてはこの采配は正解だったのかもしれない。しかし、マルティネスがプレミア初挑戦であることや、高さに不安があることは承知の上での先発起用だったはず。懲罰交代と取られかねない交代策は選手自身の自信やモチベーションを削ぐことにもつながる。

予期せぬ事態に陥ったとはいえ、ここで下げるくらいなら、もう少し丁寧に彼を起用し、プレミアの水に馴染ませていくべきだったのではないか。時間をかければ、マルティネスの高さをチームで補う方法や、プレミアでの適正ポジションを模索することもできたはず。彼の印象を必要以上に悪くせずに済む道もあっただろう。

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