古橋のライバルにもなれたはずだが…… セルティックのエースだった男がまさかの豪州下位リーグへ

スコットランド国内リーグで得点王も獲得したグリフィス photo/Getty Images

31歳の点取り屋はスコットランドを離れた

年齢的にはセルティックでFW古橋亨梧のライバルになっていても不思議はなかっただろう。2015-16シーズンにセルティックのエースとして31ゴールを挙げ、スコットランド国内リーグ得点王に輝いたFWリー・グリフィスを覚えているだろうか。

2020年までスコットランド代表にも選ばれていた点取り屋は、セルティックで通算123ゴールを挙げてきた確かな実績を持つ選手だ。しかし、30歳に入るタイミングからセルティックでの立場が不安定なものとなった。

2020-21シーズンまでセルティックでプレイしていたものの、昨季は同じスコットランド国内のダンディーFCにレンタル移籍し、その後スコティッシュ・プレミアシップより下のカテゴリーとなるスコティッシュ・リーグ1のフォルカークへ完全移籍。31歳にしてグリフィスはトップディビジョンを離れることになった。
そしてグリフィスは今月9日、新天地にオーストラリアのマンジュラ・シティFCを選択。このマンジュラ・シティFCはオーストラリアのトップディビジョンであるAリーグより2つ下のウェスト・ステートリーグ ディビジョン1に所属するクラブである。行き先としてはかなり意外だ。

もっとも現在のセルティックでは古橋、ギオルゴス・ギアクマキスといった点取り屋が活躍しているため、グリフィスが割って入る隙はなかっただろう。スコットランド国内リーグで31ゴールも奪った2015-16シーズンの輝きは見事だったが、この6年ほどでキャリアは大きく変わってしまった。

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