ポゼッション率高いのに点は決まらない…… 開幕戦で5月の悪夢繰り返したマンUはどうなる

頼みのロナウドもブライトン戦は不発 photo/Getty Images

5月はブライトンに0-4のスコアで完敗

ホームで迎えたブライトンとの開幕戦を1-2で落としてしまったマンチェスター・ユナイテッド。いきなり躓いてしまったわけだが、ブライトン戦といえば昨季の嫌な思い出が蘇る。

今年5月、マンUはブライトンにアウェイで0-4の完敗を喫しているのだ。今回はそのリベンジといきたいところだったが、またしても敗れてしまった。

両試合の共通点としては、ボールの保持率だけは高かったことだ。0-4で敗れた5月のゲームもマンUは58%のポゼッション率を記録し、パス本数は526本。一方のブライトンのパス本数は373本に留まっており、完敗したとはいえボールを動かしていたのはマンUの方だ。
今回のゲームもマンUは63%とポゼッション率は高かった。パス本数の内訳も548本VS326本と、どこか5月のゲームの数字に近い。しかし、黒星を喫したのはマンUだ。

英『The Independent』は「ポゼッション率は高いが、チャンスは少ない」と取り上げているが、格下から確実に勝ち点3を掴むにはポゼッションを高めた中から決定機を演出していかないといけない。

今回のブライトン戦は去就が注目されるFWクリスティアーノ・ロナウドがベンチスタートとなっていたが、やはりロナウドの決定力は魅力的だ。ロナウドが抜けた場合、新FWを獲得しなければ決定力不足がさらに深刻になる恐れもある。

今季より指揮官に就任したエリック・テン・ハーグは攻撃の質を高めることができるか。ポゼッションは高いのに得点が決まらない現象は近年のマンUに続いているものでもあり、まだまだチーム完成への道のりは険しそうだ。

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