“若き日のファーディナンドを思い出させる”と称賛の声 衝撃的だったアーセナルDFのプレミアデビュー戦

強度の高い守備を見せ、クリーンシートに貢献したウィリアム・サリバ photo/Getty images

素晴らしい若手がチームを支えた

22-23シーズン、アーセナルのプレミアリーグが開幕した。6日に行われた第1節クリスタル・パレス戦では2-0と勝利しており、まずは開幕戦勝利と新シーズン最高のスタートを切ることに成功した。

このゲームで奮闘していたのは守備陣だ。もちろん2ゴール奪った攻撃陣も素晴らしいが、パレスに主導権を握られ苦しい時間が後半はとくに長かっただけに、こういったゲームを失点することはなく勝ちきれたのは昨季との違いだろう。間違いなく取りこぼしを減らすことは可能であり、トップ4入りも見えてくる。

そんな守備陣で存在感を披露したのが、DFウィリアム・サリバだ。2019年からアーセナルに在籍していたセンターバックだが、その後はローンで武者修行に出されており、今季からトップチームに復帰している。21歳と若く、アーセナルの守備陣では最年少の選手である。
その実力は一流だ。パレス戦はプレミアデビュー戦となったわけだが、守備対応、ビルドアップでのパスワークは見事であり、常に冷静にミスなくプレイしている。彼の能力の高さはスタッツに表れており、クリア数7回、シュートブロック1回と攻撃を跳ね返し、パス成功率は94%と高く、パレスの激しいプレスにも屈することがなかった。

英『Sky Sports』では元マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネビル氏が「私は彼に感銘を受けた。彼は若き日のリオ・ファーディナンドを思い出させる」とサリバを称賛している。ファーディナンドはユナイテッドで長く活躍した世界最高のCBの一人であり、そんな選手と比較するのは相当サリバを高く評価している証拠だ。

衝撃的なプレミアリーグデビューとなったサリバ。これでまだ21歳というのが驚きであり、今季調子を落とすことなくシーズンを走り切ることができれば、評価はおのずと上がることになるだろう(データは『SofaScore』より)。

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