E-1選手権で輝いた男はW杯へ行くことができるか 低迷する名古屋でさらなる活躍に期待

2試合で先制点を挙げた相馬 photo/Getty Images

2得点を記録した相馬

日本代表は27日、韓国代表に3-0と勝利し、見事4大会ぶりのE-1選手権制覇を達成した。国内組が主体となって組まれたメンバーで大きな存在感を発揮した男が相馬勇紀である。

初戦となった香港戦では開始2分にFKから先制ゴールを奪い、ゴールラッシュの口火を切る。さらに4-0で迎えた55分にも追加点を決めて2ゴールの活躍を見せた。中国戦は終盤から途中出場となったが、先発に復帰した韓国戦でも両者スコアレスが続く後半、先制点を決めるなど1ゴール1アシストで勝利に貢献している。

国内組でもっとも輝きを放った相馬は、日本代表へ生き残ることができるだろうか。代表でアピールすることができるのは9月の2試合のみとなっており、あとはJリーグでの活躍次第となるだろう。
特に相馬が在籍する名古屋グランパスは現在1試合少ないながらJ1で13位と厳しい状況に立っている。自動降格圏である17位清水エスパルスとの勝点差は「5」と油断はできない状況だ。相馬は今季J1では21試合1得点と決して成績を残しているわけではないため、数字でさらにチームに貢献し、名古屋を上位へと導くことが自身のワールドカップメンバーにつながる。彼のキックは日本の大きな武器であることはE-1で証明された。それを本人がJの舞台で発揮できるかどうかだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ