育成に長けたRBザルツブルクで次に来るFW プレミアクラブが注目する“スロベニアのミニハーランド”とは何者か

レッドブル・ザルツブルクで期待されているベンヤミン・シェシュコ photo/Getty images

期待の若手がまた出てきた

アーリング・ハーランドや南野拓実、ドミニク・ショボスライとオーストリアから5大リーグに逸材を輩出しているレッドブル・ザルツブルク。今夏の移籍市場でも積極的な売却を見せており、カリム・アデイェミをボルシア・ドルトムントに、ブレンデン・アーロンソンとラスムス・クリステンセンをリーズ・ユナイテッドに放出している。

そんな育成に長けたザルツブルクで次に来ると期待されているのが、FWベンヤミン・シェシュコだ。スロベニア出身の19歳で、すでにスロベニアのフル代表ではデビューを飾っている。

192cmの長身を武器とするストライカーで昨季は途中出場も含め24試合で5ゴール1アシストを記録している。昨季はアデイェミがいたためベンチスタートが多かったが、今季は開幕戦からFWノア・オカフォーと2トップを組んでおり、オーストリア・ウィーン戦でさっそく今季初ゴールを記録している。
英『Daily Mail』によればマンチェスター・ユナイテッドやニューカッスルをはじめ複数のプレミアリーグのクラブがスロベニア代表の19歳に興味を示しているようだ。ユナイテッドはクリスティアーノ・ロナウドの去就が不透明であり、移籍となればその穴を埋めると考えられる。

英『THE SPORTSMAN』ではシェシュコがただゴールを奪うだけのストライカーではなく、多くの武器を持つ現代的なFWだと主張している。

まずはビルドアップへの貢献度だ。最前線に張るだけでなく中盤に降りて攻撃の組み立てに参加できる選手であり、ブルーノ・フェルナンデスやブルーノ・ギマランイスのような前線にスペースがあれば飛び込めるMFと相性がいい。さらに相手DFを置き去りにする快足を持っており、ゴール前での強さも備えているようだ。理想的なストライカーであり、ミニハーランドと呼ばれることもある。

ザルツブルクではハーランドほどの成績を残せていないシェシュコだが、今季継続したプレイタイムを確保できれば飛躍する人材であることは間違いない。19歳と若く、22-23シーズンの活躍に期待したい。

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