「ロナウドとメッシを除けば19歳で見た中では最高の1人」 リヴァプールで消えたセルビアの才能はどこへ

思うようなキャリア描けなかったマルコビッチ photo/Getty Images

順調に育っていれば今もセルビア代表メンバーだったか

リヴァプールへやってきた8年前のことを覚えているだろうか。2014年、ベンフィカから2000万ポンドの移籍金でリヴァプールへやってきたのは、セルビア期待の才能だったFWラザル・マルコビッチだ。

サイドから仕掛けるアタッカーだったマルコビッチの名前を覚えている人も多いだろうが、その後のキャリアを知っている人は少ないだろう。リヴァプールでは3ゴールしか奪えず、チャレンジは早々に失敗。その後はトルコのフェネルバフチェ、ポルトガルのスポルティングCP、イングランドのハル・シティ、ベルギーのアンデルレヒトなどレンタル移籍で各クラブを転々とするキャリアに。

2018年にはフラムへ完全移籍し、翌年の2019年からは母国セルビアの古巣パルチザン・ベオグラードに戻っている。現在28歳だが、5大リーグでのチャレンジは上手くいかなかったのだ。

そのパルチザンも昨季限りで契約満了となり、現在はフリーに。そこへ関心を示しているのがオーストラリアのシドニーFCだ。欧州での旅を終え、アジアへとやってくる可能性がある。

セルビアといえば、現在は名古屋グランパスでも指揮を執ったドラガン・ストイコビッチが率いており、今年のワールドカップにも出場してくる注目のチームだ。チームにはユヴェントスFWドゥシャン・ヴラホビッチを筆頭に興味深いアタッカーが揃っており、本来なら28歳を迎えたマルコビッチも主力になっている予定だったか。

しかしマルコビッチは2016年以降代表とは縁がなく、完全に蚊帳の外だ。英『Daily Mail』によると、かつてパルチザンを指揮していたアヴラム・グラントは19歳当時のマルコビッチをこう評していた。

「クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシを除けば、マルコビッチは私が19歳で見た中で最高の才能の1つと言える。彼と半年間仕事をしたのは素晴らしかったよ。彼は非常に大きな才能を秘めている。トレーニングへの姿勢を変えれば、彼は欧州で最高の1人になれるかもしれない。成熟すれば、誰も彼を止められなくなるだろう」

残念ながらこの読みは大きく外れてしまった。トレーニングの姿勢を変えればの部分が気になるが、やはり才能だけで勝っていけるほど甘い世界ではないということか。

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