浦和のリズムを変えるジョーカーに 途中出場で攻撃の軸となる江坂任

途中出場でも流れを変えられる江坂 photo/Getty Images

江坂がオウンゴールを誘発

浦和レッズはJ1第22節で清水エスパルスと対戦。2点のリードを守り抜いて2-1と勝利した。この試合で2点目のオウンゴールへとつながるクロスを供給した江坂任は、チームの大きなスパイスとなっている。

前半1点をリードした浦和は73分、関根貴大と伊藤敦樹のパス交換で右サイドから江坂がスルスルと抜け出してフリーになる。伊藤がワンタッチで江坂へ送ると、すかさず中央へとクロスを供給。飛び込んだ明本考浩がヒールでシュートを放つと、最後は相手に当たってオウンゴールとなった。

最近はサブからのスタートとなることも多い江坂だが、途中から浦和のリズムを代える存在として大きなジョーカーになっている。前節のFC東京戦や今節も前半は小泉佳穂がトップ下でパスの供給役として働きを見せると、後半からは江坂が2列目から縦横無尽に顔を出してチャンスメイクする形が奏功し、連勝へとつなげていく。
清水戦でも絶妙な動き出しからフリーでオウンゴールを誘発した江坂。これで暫定7位に上がるなどチームの調子は上昇軌道に乗っている。今後は江坂を先発にして小泉を途中から出すなど、選択肢も広がってくるだろう。またブライアン・リンセンというストライカーとともに新たな得点源を生かす存在にも江坂がなっていく。

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