ニューカッスルがストライカーとウインガーの獲得へ エディ・ハウが補強で重視するのは“ポジション”より“質”

トレーニングを見守るハウ監督 photo/Getty Images

今季のニューカッスルは台風の目となるか

オーナー交代から監督交代、選手の大型補強を経て、昨季後半戦に怒涛の追い上げを見せたニューカッスル・ユナイテッド。今夏もすでに何人かの新戦力を獲得しているが、あとは前線の強化が必要だとエディ・ハウ監督は考えているようだ。

ニューカッスルはこの夏、GKニック・ポープとDFスヴェン・ボトマンに加え、ここ半年間ローンで在籍していたDFマット・ターゲットも完全移籍で獲得。ここまで計3人を獲得し、5500万ポンド(90億円)を費やしている。

守備陣の強化に手を入れた一方、ハウ監督は前線の補強も望んでいるようで、リーズ・ユナイテッドのMFジャック・ハリソンとチェルシーのFWアルマンド・ブロヤという2人の選手の名前が獲得リストに入っていると、英『Daily Mail』は伝えている。今のところ強化したいのはウイングとストライカーのようだが、ハウ監督にとっては、ポジションよりも選手のクオリティの高さの方が重要なようだ。

「チームのあるポジションに強さを加えたいと考えている。このような状況の中で、私たちが契約を成立させることができるかどうかはまだわからない。難しい市場であり、価格も高く、獲得できる選手も限られている。うまくいけば、僕らに変化をもたらしてくれる選手を獲得できると確信している」

「もし適切な選手が見つからなければ、他のポジションに目を向けなければならないし、柔軟に対応しなければならない。ポジションに関係なく、チームをより良くしてくれる質の高い選手を探している」

今季はビッグ6の面々に一泡吹かせることも期待されるニューカッスル。昨冬からここまで的確な補強を進めていることもあり、ニューカッスルに加入した場合のハリソンとブロヤが、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのかも気になるところ。

しかし、たとえ彼らを逃したとしても、ハウ監督の意向に沿って、また別の“質の高い選手”の獲得に動くはず。今季のニューカッスルは一体どのようなスカッドを作り上げるのか、移籍市場閉幕まで目が離せない。

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