プレミア挑戦は《475分間のみ》の大失敗に 悩めるサウール復活への道

チェルシーでは出番少なかったサウール photo/Getty Images

アトレティコで再び評価を上げられるか

プレミアリーグでは僅か475分間の出場のみ。

失意のシーズンを過ごしたのは、昨夏アトレティコ・マドリードからチェルシーにレンタル移籍していたMFサウール・ニゲスだ。

2020-21シーズンのチャンピオンズリーグを制していたチェルシーへのレンタル移籍は大きなチャレンジで、中盤にはエンゴロ・カンテやマテオ・コバチッチなどライバルも多かった。ここで何とか出番を掴みたいところだったが、サウールのアピールは失敗。全コンペティション合わせても1409分間しかプレイすることが出来なかった。

そのサウールはアトレティコの選手としてリスタートする。アトレティコはMFエクトル・エレーラが退団したが、代わりにドルトムントを退団したベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが加入。スペイン『as』は中盤にサウールのポジションがあるかは分からないと厳しい予想も展開している。

サウールをどこで起用するかによって変わってくるが、中盤は前述したヴィツェルにベテランのコケ、ロドリゴ・デ・パウル、右サイドバックもこなすマルコス・ジョレンテ、センターバックにも入るジョフレイ・コンドグビアなどタレントは揃っている。

チェルシーでのチャレンジは残念な結果に終わったが、アトレティコでは通算340試合に出場してきた実力者だ。まだ27歳と中堅世代で、持っている能力は高い。ディエゴ・シメオネの下で再び評価を取り戻せるのか、サウールの新たなチャレンジが始まる。

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