73億円のジェズスと97億円のリシャルリソン より良い買い物をしたのはアーセナルとトッテナムのどちらだ

ブラジル代表ではチームメイトの2人 photo/Getty Images

共に1997年生まれのブラジル代表FW

マンチェスター・シティからアーセナルへ4500万ポンド(約73億円)で移籍したFWガブリエウ・ジェズスとエヴァートンから6000万ポンド(約97億円)でトッテナムへと移籍したFWリシャルリソン。ブラジル代表で共闘するこの2人だが、果たしてどちらの方がお買い得だったのか。

ジェズスは2017年からマンチェスター・シティでプレイし、リーグや国内カップ戦など、これまでいくつものタイトル獲得に貢献してきた選手。シティのエースとはならなかったものの、攻守における献身的なプレイで長らくチームを支えてきた。センターでもウイングでもプレイできる柔軟性も魅力で、昨季はリーグ戦28試合8ゴール8アシストを記録した。

一方のリシャルリソンは、2018年からエヴァートンでプレイ。昨季はリーグ戦30試合10ゴール5アシストと、チームのプレミア残留に大きく貢献。ジェズス同様、前線ならどこでもできるユーティリティ性を併せ持ち、気迫あふれるプレイも魅力。劣勢に回ることが多い中、守備に奮闘しながらチームに貴重なゴールをもたらした。

チャンピオンチームと中堅クラブという環境の違いがあるため、単純に昨季の成績だけで比較することはできないものの、攻守においてチームに貢献しながらしっかりゴールやアシストも記録してきた点や、前線のポジションならどこでもできるユーティリティ性など、共通点が多いことは確か。なかなか優劣はつけがたいが、かつてストライカーとしてチェルシーやアストン・ヴィラでもプレイしたトニー・カスカリーノ氏は、英『talk SPORT』で自らの考えをはっきりと明かしている。

「もし今、『誰が一番多くゴールを決めるか』と聞かれたら、トッテナムにおいてはジェズスがリシャルリソンよりも多くゴールを決めると答えるだろうね」

「彼は守備面でもチームのために多くの仕事をこなし、信じられないほどの労働倫理を持っているんだ」

「彼のプレイを見れば、いつだってシーズン終盤のリシャルリソンのようなプレイが見られる」

「シーズン序盤のリシャルリソンは、終盤のようなチェイシングをする姿が見られなかった」

もしジェズスがリシャルリソンと同じトッテナムでプレイすることになっていたら、リシャルリソンよりゴールを決めるとしたカスカリーノ氏。“1年を通した”守備での貢献という観点からもジェズスの方が評価は高いようだ。

カスカリーノ氏の理論からいくと、より優秀なジェズスをより安い価格で獲得したアーセナルが買い物上手だったということになるが、果たして結果はどうなるか。また1年後にチームの成績や両者のゴール関与数、プレイ内容などを見比べてみたいところだ。

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