84億円以上ならリシャルリソンを手放すエヴァートン プレミアの強豪3クラブに獲得の可能性アリ

リシャルリソンの去就はいかに photo/Getty Images

東京五輪では得点王に輝いた

先日の日本代表対ブラジル代表の親善試合にも出場した、エヴァートンのFWリシャルリソン。チームとの契約は2024年夏までとなっているが、今夏の移籍も噂されている。

リシャルリソンは2018年にワトフォードから5000万ポンド(約84億円)でやってきた選手。エヴァートン在籍4シーズンでリーグ戦通算43ゴールを挙げており、1桁得点に終わったのは2020-21シーズン(7ゴール)のみ。気迫あふれるプレイやサイド、センター問わず、前線ならどこでもできるユーティリティ性が魅力の選手だ。

今季のリシャルリソンはチームが下位に低迷する中、10ゴールを決める活躍でエヴァートンのプレミア残留に大きく貢献。このままチームに残留することも十分考えられるが、25歳という年齢を考えればステップアップを考えるタイミングでもあるだろう。

英『Daily Mail』によれば、エヴァートンはワトフォードからリシャルリソンを獲得した際の移籍金5000万ポンドを上回るオファーが来れば、放出もいとわないようだ。同メディアは移籍先として可能性のあるクラブを3つ挙げている。

まず1つ目のクラブは、FWロメル・ルカクのインテル行きが目前に迫っているチェルシーだ。FWカイ・ハフェルツやFWティモ・ヴェルナーといった前線のドイツ代表選手たちが真価を発揮するには至っておらず、チェルシーに欠けているエネルギー、気迫、スピードをリシャルリソンが与えてくれるはずだと同メディアは主張している。

続いてトッテナムだ。今季は後半からFWハリー・ケイン、FWソン・フンミン、FWデヤン・クルゼフスキの3トップが定着したが、チームがプレミアリーグやチャンピオンズリーグでの栄光を夢見るのであれば、リシャルリソンを獲得する可能性があるとしている。しかし、3トップのオプション候補にトッテナムが5000万ポンド以上を支払う可能性や、リシャルリソンが彼らの控え受け入れてまでトッテナムを選ぶ可能性は低いとも付け加えている。

最後に挙げられているクラブはアーセナル。現状エディ・エンケティアだけとなっているCFや、ガブリエウ・マルティネッリとエミール・スミス・ロウが絶対的な存在とはなりきれていない左サイドで起用できる点からリシャルリソン獲得もありえると主張。しかし、獲得が噂されているマンチェスター・シティのFWガブリエウ・ジェズスとリシャルリソンの両方を獲りにいくかは疑わしく、他にもレスター・シティのMFユーリ・ティーレマンスやリーズ・ユナイテッドのFWハフィーニャといった選手たちを獲得できれば、リシャルリソンに手を伸ばす可能性は0だと言い切っている。

候補に挙がったクラブは、いずれもプレミアリーグでビッグ6に数えられる強豪で、CL、ELの出場権も手にしている。エヴァートンを上位に浮上させる原動力となるのもいいが、やはり欧州の舞台でリシャルリソンがどこまでやれるのかも見てみたいところだろう。

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