トッテナムはラウタロ獲得に127億円を用意? 移籍実現ならコンテ監督は元教え子をどう使うのか

インテル時代のコンテ監督とラウタロ photo/Getty Images

ラウタロ・マルティネスとコンテ監督の再タッグはあり得るのか

今夏すでにMFイヴァン・ペリシッチ、GKフレイザー・フォースター、MFイヴ・ビスマの3選手を獲得したトッテナム。インテルで活躍する24歳のアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス獲得も視野に入れているようだ。

移籍市場の専門家であるアルフレド・ペドゥラ氏は、トッテナムが9000万ユーロ(約127億円)以上の条件をインテルに提示すると自らのSNSで発信している。それに加え、なんとしてもインテルに留まりたいというマルティネスの意思も伝えている。

マルティネスは昨年10月にインテルと2026年6月まで契約を延長したばかり。英『Football italia』によれば、インテルとマルティネスの間には1億500万ユーロ相当のリリース条項が存在するようだが9000万ユーロではこれに届かず、本人の意思も踏まえれば移籍の実現性は現状かなり低いと言える。

しかし、トッテナムにはハリー・ケインという世界屈指のストライカーがいるため、もし彼とマルティネスの2トップが実現すれば魅力的ではある。アントニオ・コンテ監督は、インテル時代にマルティネスとFWロメル・ルカクの2トップを採用していたが、それ以上の破壊力を発揮するかもしれない。

しかしそうなると今季プレミアリーグ得点王のFWソン・フンミンを高い位置で起用することは難しくなる。マルティネスをウイングで起用すれば、左からソン、ケイン、マルティネスの強力3トップが出来上がるが、やはりマルティネスはよりゴールに近い位置で起用したいところ。

今冬に加入したFWデヤン・クルゼフスキが右ウイングで高パフォーマンスを披露したことを考えれば、彼をベンチに追いやるのももったいない。高いレベルを維持したままローテーションを行えるようになると考えればプラスだが、そのために9000万ユーロ以上の大金を投じるのは現実的とはいえない。

インテルにはユヴェントスのFWパウロ・ディバラをフリーで獲得するという噂があり、昨夏にチェルシーへと移籍したFWロメル・ルカクが帰ってくる可能性もある。それでもシモーネ・インザーギ監督のファーストチョイスから今季エースとして活躍したマルティネスが外れるとは考えにくい。1億500万ユーロ以上のオファーが届かない限り、マルティネスはインテルに留まることになるのではないだろうか。

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