新生・アズーリで“10番”を任された モウリーニョの下で伸びたペレグリーニは中盤のリーダーになるべし

ネーションズリーグで結果を残したペレグリーニ photo/Getty Images

今季はクラブでも充実のシーズンを過ごした

昨夏のEURO2020、3月のワールドカップ欧州予選プレイオフでイタリア代表の10番を任されていたのはFWロレンツォ・インシーニェだった。しかしインシーニェは今季限りでナポリを離れてアメリカ・MLSへ向かうことになっており、30歳という年齢を考えても今後の代表キャリアがどうなるかは分からない。

今月の代表戦ではインシーニェが外れており、代わりに10番を背負っているのがローマ所属MFロレンツォ・ペレグリーニだ。

ローマは現在ジョゼ・モウリーニョが指揮しているが、ペレグリーニにとってモウリーニョとの出会いは大きかったはずだ。今季はチームの中心となり、リーグ戦ではキャリアハイとなる9ゴールを記録。今季より新設されたヨーロッパ・カンファレンスリーグも優勝しており、モウリーニョの下で非常に充実したシーズンを過ごした。
その勢いは代表戦にも続いており、4日に行われたネーションズリーグ・ドイツ代表戦、7日に行われたハンガリー戦でペレグリーニは得点を記録。25歳と中堅世代を迎えたペレグリーニは新生・イタリア代表の中心人物となる可能性がある。

代表デビューは2017年と早い段階から期待されていたのだが、昨夏のEURO2020は負傷で回避。チームの優勝を外から見守ることになり、悔しい思いがあったはずだ。

4年後のワールドカップへペレグリーニはチームを引っ張っていけるのか。ローマでもさらなる成長に期待がかかり、新シーズンにはセリエAでの二桁得点も狙ってほしいところ。若手が増えてくると予想されるイタリア代表でもリーダー候補であり、ペレグリーニがこのままアズーリの10番を背負っていくのも悪くないだろう。

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