リヴァプールは4年前の“雪辱”果たせず “底力”見せたレアルがヴィニシウス弾で14度目のビッグイヤー獲得

ヴィニシウス・ジュニオールのゴールが勝負を決めた photo/Getty images

レアルがさすがの勝負強さを見せた

29日にCLファイナル、リヴァプール対レアル・マドリードの一戦が行われ、0-1でレアルが優勝を果たした。

今季の最強を決めるゲームということもあって開始直後から互いに攻め合う展開となった。リヴァプールはモハメド・サラー、サディオ・マネ、ルイス・ディアスのフロントスリーに、レアルはヴィニシウス・ジュニオールとカリム・ベンゼマのコンビにボールを集める。それでも、時間が経つにつれてリヴァプールが決定機を増やしていく。特に16分、サラーのシュートから相手ゴールに迫る場面が増えており、21分にはマネがボックス内から素晴らしいシュートを放った。惜しくもティボ・クルトワに防がれたが、勢いを感じる期待できるプレイだった。レアルは特に見どころなく前半が終わるかに思われたが、前半終了間際ディフェンスラインの裏に抜け出したがベンゼマが前線で起点を作り、ゴールネットを揺らす。しかし、オフサイドの判定となり、前半は0-0で試合を折り返した。

後半も前半同様にリヴァプールが攻める時間が続き、59分試合が動く。右サイドの高い位置でボールを受けたフェデリコ・バルベルデがゴール前にクロスを供給。大外で待っていたヴィニシウスが合わせ、レアルが先制に成功する。リヴァプールも負けじと相手ゴールに迫るが、クルトワの守るゴールを揺らすことはできない。特に83分のサラーのシュートへの反応は素晴らしく、クルトワが最後の壁として立ちはだかっている。
その後も得点は動かず、0-1でレアルの勝利となった。今季はパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティと各国の強豪を倒しており、ファイナルではリヴァプールすらも破った。その実力は本物であり、レアルは文句のつけようのない現状最強のチームとなった。

リヴァプール 0-1 レアル・マドリード
[得点者]
59分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)

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