F・マリノス撃破のアビスパ福岡が貴重な勝ち点3獲得 攻撃をけん引したクルークスら“走れるテクニシャン”

アビスパ福岡で輝くジョルディ・クルークス photo/Getty images

攻撃で違いを見せつつ、守備でも走るのが主流となっている

明治安田生命J1リーグ第14節アビスパ福岡対横浜F・マリノスの一戦は1-0でホーム福岡の勝利となった。データサイト『Opta』によれば、福岡はF・マリノスに対してリーグ戦で2001年5月以来となる白星となったようだ。

そんな福岡の強みは走ることに重きを置いたアグレッシブなサッカーだ。基本陣形を[4-4-2]として相手のビルドアップにプレッシャーを仕掛ける。自陣でボールを奪えば素早く前線のフアンマ・デルガドや山岸祐也に預け、敵陣に攻め込む。

福岡のサイドハーフは攻撃にアクセントをつけられる選手が多い。例えば、この試合でゴールを決めたジョルディ・クルークスがそうだ。ベルギー出身で、オランダを経由して昨季この福岡に加入している。右サイドを主戦場とする左利きのテクニシャンで、中に切り込むカットインからシュートやクロスで好機を演出する。決定機を演出するキーパスはチーム最多の26本であり、リーグ全体でも4番目の好成績である。

クルークスと対をなす左サイドには田中達也がいる。今季浦和レッズからやってきた田中は加入初年度ながら監督の信頼をがっちりつかみ、全14試合に出場している。浦和でも光ったドリブルは福岡でも切れ味抜群であり、左サイドで深さを作る。F・マリノス戦ではゴールとはならなかったが、右サイドからのクロスにうまく合わせてボレーシュートを放っており、チャンスを作っていた。

彼らはそれぞれ攻撃で強みを持つ選手だが、共通点としては守備でしっかりと走れるところにある。試合後のスタッツではクルークスが26回、田中が24回のスプリントを記録している。クルークスに関しては69分に下がったにも関わらずこの数字で、なおかつ両チーム通じてトップの数字を残した。

14試合を終えて9失点と未だ一桁失点の福岡。もちろんリーグ最少の数字であり、すでに7回のクリーンシートを記録している。その堅守がチームに安定感を生み、前線の強力な個でゴールを奪う。今季の福岡は攻守両面で戦術が整備されており、侮れない存在として相手チームを苦しめることになりそうだ(データは『SofaScore』『Jリーグ公式』より)。

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