今夏に上位クラブ移籍の可能性も セリエAで輝きを取り戻したデウロフェウに集まる視線

今夏のマーケットで移籍の可能性が浮上しているデウロフェウ photo/Getty Images

今季はウディネーゼの中心として躍動

かつてはバルセロナ期待の若手として注目を集めていたものの、気がつけば20代後半。少し前までは、そんな印象も強いプレイヤーだったFWジェラール・デウロフェウ。しかし、昨今の彼はイタリアの中堅クラブで非常に印象的な活躍を見せている。はたして、元バルサのテクニシャンはここから再び上位クラブへとステップアップを果たしていくのだろうか。

かつて17歳の若さでバルセロナのトップチームデビューを果たすも、そこからしばらくは様々なクラブを転々とするキャリアを過ごしていたデウロフェウ。だが、彼は2019年夏に加入したウディネーゼで大きな飛躍を遂げた。加入初年度となった2019-20シーズンここ怪我で満足のいくシーズンは遅れなかったが、今季はセリエA33試合の出場で12ゴール5アシストという素晴らしい記録をマーク。チームの中心選手として、セリエAでも屈指の評価を受ける存在となった。

そんな活躍を受けて、デウロフェウはセリエAの上位クラブから熱視線を受けている。伊『calciomercato』によると、現在はナポリや過去に所属経験のあるACミランが彼の獲得に興味を示しているようで、ウディネーゼに接触を試みているとのこと。ウディネーゼも適切なオファーが提示されるようなら、売却を容認する可能性があると同メディアは伝えている。
なかでも、ナポリという選択肢はデウロフェウにとっても悪くない。同クラブは今夏にロレンツォ・インシーニェの退団が決定している状況で、彼の後釜となる選手の獲得に奔走している状況。もともと左ウイングを主戦場としていたデウロフェウにとしては、自分の得意とするポジションで安定した出番を得られる可能性は高い。求められる役割も自身のプレイスタイルに合っているとあって、面白い選択肢であることは間違いないだろう。

ウディネーゼで一気に評価を高め、今夏再び4大リーグの上位層へ向かう可能性が出てきたでデウロフェウ。まだ現段階で彼がどのような意向を持っているかはわからないが、移籍となればそのプレイには注目したいところだ。

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