3度のW杯に出場した元アルゼンチン代表FWの現在 オルンガらを率いてアジアで名将に

母国クラブで南米タイトルを獲得したクレスポ photo/Getty Images

指揮官として“南米版EL”も制した

今季もJ1から4チームが出場しているAFCチャンピオンズリーグでは、連日熱戦が繰り広げられており、浦和レッズとヴィッセル神戸のグループステージ突破が決まっている。

東地区に先立って開幕した南地区では、すでにグループステージの全日程が終了。柏レイソルでJ1のMVPにも輝いたマイケル・オルンガが所属するアル・ドゥハイルも5勝1敗と危なげなくグループステージ突破を決めている。

そんなクラブを率いる指揮官がエルナン・クレスポだ。現役時代はアルゼンチン代表として3度のワールドカップに出場したストライカーで、2000-21シーズンにはラツィオでセリエA得点王も獲得。インテルでは3度のセリエA優勝を経験し、チェルシーでもゴールを量産した点取り屋だ。
そんなクレスポは現役引退後は監督として活躍。2015-16シーズンのモデナで初めて監督に就任すると、アルゼンチンのデフェンサでは2020年に南米のELに値するコパ・スダメリカーナで優勝。サンパウロでの指揮を経て今季からアル・ドゥハイルの監督に就任している。

昨年の大会ではオルンガが得点王に輝きながらも、グループステージ敗退に終わったアル・ドゥハイル。そんなチームに今季就任したクレスポは、攻撃的なスタイルにさらに磨きをかける。すると、オルンガに加えて現在ACL得点ランクトップのエジミウソン・ジュニオールが覚醒するなど、今大会でアル・シャバブに次ぐ総得点「17」を記録。クレスポ監督の下でFWが躍動し、チームとして得点力が増している。

今季はアル・サッドの指揮官だったシャビ・エルナンデス監督がバルセロナに就任して勢いを取り戻している。そんなシャビのようにクレスポも近い将来、指揮官として欧州に復帰する可能性もあるかもしれない。

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