レヴァンドフスキの控えは満足できない 《17ゴール》と目覚めたザークツィーはどこへいく

アンデルレヒトで結果を残すザークツィー photo/Getty Images

オランダ期待の大型ストライカー

EURO2024を迎える頃にはオランダ代表の最前線に君臨しているだろうか。

今季ベルギー国内リーグで印象的な活躍を見せているのが、バイエルンからアンデルレヒトにレンタル移籍している20歳のオランダ人FWジョシュア・ザークツィーだ。

今季全コンペティションを合わせると42試合で17ゴール10アシストの数字を残しており、20歳という年齢を考えても十分すぎる成績だ。
ただ、バイエルンではロベルト・レヴァンドフスキという大きすぎる壁が存在する。現在はレヴァンドフスキの去就にも注目が集まっているが、独『sky Sport』によればザークツィーはレヴァンドフスキのバックアッパーになることは望んでいない。レヴァンドフスキが今後もバイエルンに残るならば、ザークツィーはクラブを離れる考えを持っているようだ。

バイエルンとしては悩ましいところだ。ザークツィーのポテンシャルは魅力だが、仮にレヴァンドフスキが離れたとしてもザークツィーがその穴を埋められるかは分からない。まだ5大リーグでは結果を残せていない若手FWを信用するのは勇気がいるだろう。レヴァンドフスキが退団する際には、中堅世代の実力者を獲得するのが賢明だ。

とはいえ、ザークツィーがベルギーへのレンタル移籍で順調に伸びているのは事実だ。市場価値も1100万ユーロまで上昇しており、5大リーグの中堅クラブで腕試しする時期を迎えているのではないか。

オランダサッカー界としても193cmのサイズを誇るザークツィーは未来のエース候補であり、大事に育てていきたい。そのうえで今夏の判断はキャリアにおける重要なものとなりそうだ。

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