公式戦7試合出番なしの南野拓実もチャンスはある? クロップ監督が語る控え選手の重要性

南野にも出番はあるか photo/Getty Images

オリギの活躍で勝利した

マージーサイドダービーで勝利を遂げたリヴァプール。勝ち点3獲得に大きく貢献したのは、途中出場のディボック・オリギだった。

昨季や序盤戦は怪我人に苦しんだリヴァプールだが、4冠を狙える現状において怪我で離脱している選手が誰もいないのは、非常に大きい。それゆえに好調な選手であってもメンバー入りすることが難しい状況にある。

南野拓実もその1人だろう。今季はカラバオカップやFAカップでゴールを重ねており、プレミアリーグでも2得点を記録。日本代表でも好調さを見せていたが、試合数の少なさゆえに決定機を決められないなどの精彩を欠くシーンも見られた。
オリギも2月に怪我から復帰してコンディションの良さを見せていたが、当初は南野よりも序列は低かった。それでもトレーニングからアピールを続けたことで、起用され今節の活躍へとつながっているのだ。

ユルゲン・クロップ監督は同試合のインタビューで、そんなオリギや南野ら控えに甘んじている選手たちにも最大限の敬意を示している。

「オックスレイド・チェンバレンや、エリオット、南野、リース・ウィリアムズらも絶好調なんだ。彼らが試合に出ている選手たちの活躍を見守るのは苦しくもあるだろう。でもそういう状況にあっても、彼らのチームでの振る舞いが最高であるからこそ、我々がこのようなことを成し遂げられているのさ」

FWにおいては、相手の守備の弱点によって選択肢を変えられることは非常に大きい。今試合はオリギが起用されたが、南野にもまだ可能性はあるはず。今季少ないチャンスでも結果につなげてきた南野が、ここぞという場面でさらなる貢献を見せてくれるか。

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