絶好調オバメヤン、怪物ロナウドやイブラに並ぶゴール記録を達成 バルサのCFを確保した男がこの先手に入れるべきものとは

すっかりバルサの得点源となったオバメヤン photo/Getty Images

ブンデスとプレミアで得点王経験ありのオバメヤン

21日、レアル・ソシエダ対バルセロナの一戦が行われ、0-1でアウェイのバルセロナが勝利を収めた。この試合で決勝点を決めたのは、今冬バルセロナに加入したピエール・エメリク・オバメヤン。リーグ戦11試合出場ながら、チーム内でメンフィス・デパイに次ぐ9ゴール目をゲットした。

英『Squawka』によると、新天地にラ・リーガのチームを選んだ選手が、最初の11試合で9ゴールを決めたのは2010年のイブラヒモビッチ(当時バルセロナ)以来4人目とのこと。過去には1993年のロマーリオ(当時バルセロナ)、1996年の“怪物”ロナウド(当時バルセロナ)、1998年のクリスティアン・ヴィエリ(当時アトレティコ・マドリード)が記録していたという。

この5人のうち、サッカー大国のブラジル代表やイタリア代表で活躍したロマーリオ、ロナウド、ヴィエリと比べ、スウェーデン代表とガボン代表を背負って戦っているイブラヒモビッチとオバメヤンは少し境遇が近いと言えるだろうか。両者ともサッカー大国とは言えない国で代表戦を戦いながらも、ビッグクラブを渡り歩き、30歳を超えてなおゴールを量産している。

このように類似点の多いオバメヤンとイブラヒモビッチだが、決定的な違いもあげられる。リーグタイトルの獲得数だ。イブラヒモビッチは優勝請負人と呼ばれ、アヤックス、ユヴェントス、インテル、バルセロナ、ミラン、PSGでリーグタイトルを獲得。対するオバメヤンはカップ戦のタイトルをいくつか獲得しているものの、リーグ戦のタイトルは1つも持っていない。

イブラヒモビッチと同様にリーグ得点王を複数回獲得しているにも関わらず、リーグ優勝を1度も経験していないオバメヤン。イブラヒモビッチに並ぶためと言うわけではないが、自らのゴールをチームの勝利に結びつける意味でも、バルサのリーグ制覇に貢献することがオバメヤンの格や名声をさらにあげるはず。今シーズンのリーグは厳しくなってしまったが、フルシーズン戦えるであろう来季こそは、バルセロナでリーグ制覇の勲章を手に入れてほしい。

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