来季こそはチェルシーで活躍することができるのか。ここ数年はレンタル移籍を続けている若武者だが、そろそろ彼をブルーズで見てみたいというファンも少なくはないだろう。
その若武者とは、今季セリエAのヴェネツィアへとレンタル移籍しているウェールズ代表DFイーサン・アンパドゥ(21)だ。2017年夏にエクセター・シティから加入し、以降はRBライプツィヒやシェフィールド・ユナイテッドといったクラブへの武者修行で才能を磨いてきた同選手。これまでにはチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、ブンデスリーガ、プレミアリーグ、セリエAといった舞台での出場も記録しており、レンタル先で得た経験は十分。まだ21歳と若いながらも、チェルシーのスカッドに組み込まれることとなれば実力を発揮できる実力は備えているはずだ。
加えて、アンパドゥはそのユーティリティ性能の高さも魅力的。センターバックと守備的MFの両方をそつなくこなすことができる点は、トーマス・トゥヘル監督も高く評価しているはずだ。今季セリエAでは警告の多さがやや気になるところではあるものの、激しいフィジカルバトルが行われるプレミア仕様のスタイルと捉えれば決してネガティブなことでもないだろう。
来季はチェルシーに戻っての活躍に期待がかかるアンパドゥ。はたして、彼がブルーズでブレイクを果たすのはいつになるか。そろそろ所属元での躍動には期待したいところだが、若き守備者の未来はいかに。