日本代表の“韋駄天トリオ”はドイツ&スペインに通用するか 勝つ術は爆速のカウンターにあり

伊東のスピードは武器になる photo/Getty Images

堅守速攻スタイルが現実的な道だ

2022ワールドカップ・カタール大会でドイツ代表、スペイン代表と同じグループEに入った日本代表。

両チームとも明らかに格上であり、日本サッカー界にとって過去最大に難しいグループと言っていい。では、この難問をどう攻略するのか。

チャンスがあるとするなら、スピードか。スペイン『as』は日本代表の要注意人物としてヘンクFW伊東純也の名前を挙げており、日本がドイツとスペインから得点を奪うには堅守速攻がカギとなるだろう。
日本がボールを支配し、じっくりと相手の守備を崩していく展開は想像しづらい。おそらくは守備の時間が長くなり、その中で隙を突いてカウンターを仕掛ける展開となるはずだ。

その際に伊東、あるいは浅野拓磨、前田大然といったスピードスターたちの推進力は大きな武器になる。パワーの面ではやや劣るかもしれないが、彼らのような韋駄天プレイヤーの登場で日本代表も世界の強豪相手にスピード勝負を挑むことが可能になった。これは過去の代表が持っていなかった武器だ。

同メディアは右サイドを疾走する伊東に対し、スペイン代表の攻撃的な左サイドバックであるジョルディ・アルバ、マルコス・アロンソ、ホセ・ガヤといった選手が裏を取られる危険があり、伊東には注意を払うべきとスペイン代表に警告している。

カウンターから得点を奪えずとも、セットプレイのチャンスを獲得するだけでも大きい。セットプレイも日本代表が両チームから得点を奪う武器の1つにはなるはずで、ここは本大会までにいくつかデザインされた仕掛けがほしい。

アジア最終予選では浅野、前田、伊東のスピードスターがピッチに揃い踏みなんてこともあったが、強豪と対戦するうえで身体能力は極めて重要だ。森保一監督もスピードは格上潰しへ重要視しているはずで、速攻のキレ味をどこまで高められるかがポイントとなりそうだ。

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