“ティアニー離脱”の穴は誰が埋めるのか 注目しておきたいアーセナルの新鋭SB

ティアニーは今季中の復帰が難しくなってしまった photo/Getty Images

下部組織所属のDFも候補のひとり?

2021-22シーズン終盤戦、イングランド・プレミアリーグで激しいトップ4争いを繰り広げているアーセナル。ここ数シーズンはしばらくチャンピオンズリーグから遠ざかっていたこともあり、来季こそは居るべき場所に戻るという気持ちは強いことだろう。名門復活に向けて、現在のガナーズは勝負の局面を迎えている。

しかし、そんな重要な時期にチームの主力が戦線離脱を余儀なくされてしまった。その主力とは、左サイドバックのレギュラーを務めるスコットランド代表DFキーラン・ティアニーだ。同選手は3月31日のトレーニングで左膝を負傷し、後日手術の必要があることが判明。クラブの発表によると、今季中の復帰は難しいようだ。彼はチームの左サイドを支える存在だっただけに、この離脱はアーセナルにとって痛い。

とはいえ、そんなアーセナルの状況など関係なく試合は行われる。ティアニーの離脱は残念だが、ミケル・アルテタ監督は即座に彼の代役を考えなければならないだろう。現時点で代役の有力候補とされるのはヌーノ・タヴァレス。そのほかの候補としては、セドリック・ソアレスやグラニト・ジャカという選択肢もある。
しかし、アーセナルには“第4の選択肢”も残されているのかもしれない。注目しておきたいのは下部組織に所属するU-16イングランド代表DFリノ・スーザだ。

今冬移籍市場でウェストブロムからアーセナルに加入したスーザ。英『football.london』によると、アーセナルの首脳陣は加入直後から彼の攻撃力の高さに感銘を受けていたようで、近いうちにトップチームでテストしたい考えを持っていたのだという。さすがにトップ4争いのなかで起用するプランはなかったようだが、ティアニーが出場不可となった今ならば試してみる価値はあるか。他の代役候補にもやや不安が残る以上、アカデミー産の才能に頼ってみるのも決してナシではないだろう。そんなスーザの起用に関しては、英『Daily Mirror』も「候補の一人として考えるべき」との見解を示している。

今冬の加入以降はアーセナルの下部組織で公式戦9試合に出場し、SBながら2ゴールを挙げているスーザ。その攻撃性能はキラリと光っているだけに、デビューとなればどんなプレイを見せてくれるか注目したいところだ。

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